耳を澄ましてみよう～早春のメロディ～

お集まりいただきました皆様ありがとうございました。

ホーホー　クゥクゥクゥ　カゥカゥカゥ　ホッホッ　ホロホロ

電車が通り過ぎると、かすかに鳴き声が聞こえます。

「カエルのたまご！！」　「うようよ！！」　「あっ、カエルがおんぶ！」　「ほら！あそこにもぐっているよ！」　「いっぱいいる！」　「交尾だね」　「カエルの目が赤くなってた」　「オスが鳴くんだ」　バシバシッ！！　「キックしてる」　「キックされてる」　「池に葉っぱがいっぱい沈んでる」　「あの葉っぱはオジギソウに似ている（シダ類）」

怪しげな鳴き声の正体はアズマヒキガエルでした。

　

崖地や木漏れ日の樹木エリアで聴覚を集中させて音を数えてみました。

　　　　　

　　　　大きな木がいっぱいいるけど、いつもこの大きさ？　　「実から芽が出て木になったんだよ」　「どの木もこんな小さかった」　　みんなで1本の木をつくってみよう！

　　

木の各器官になって、その働きを体験しました。　　「木は生きてるんだー」

立派な木です。カミキリムシがねらっています。2本の触覚で、おいしい部分を探しています。木の皮がしっかりガードしているので、カミキリムシは栄養を吸うことができず、あきらめて逃げていきました。

　　木の中から音が聞こえるかな？

　

　

「ドキドキ　　ドンドン　　シャー　　スゥスゥ　　ヒューヒュー　　ドドド　　　根っこも音した！　　　聞こえない木もあったよ　　　生きているのになんで聞こえないの？　　　木はカエルの鳴き声聞いているかなぁ～　　　カラスの巣があって騒いでる音かも？　　　虫がいて音するんじゃないの」　　　ああ、そうかもね、ほかに木をすみかにしているものは？　　　「トトロ！　　テントウムシ！　　何かのたまご　　リス　　神様」

　　　実は落ちてるかな？　　てっぺんから見える景色想像してみて？

　

友だちになりたい木に「こんにちは！」とあいさつし、両手で抱きかかえてみましょう。

　

あっ！＜木のシルエット＞だー

　　

「離れて眺めたら下が太くて上は細いよ」　　「根っこ、どこまで広がっているんだろう？」　　「この木は1本なのかな?? 違う木があわさっているみたい。不思議だからニックネームは、ふし木」　　「ここが分かれていて2つに見えるからニックネームは、たかほそ2つき」　　「のっぽだから、のっぽくん」　　「クモの巣見つけた！」　　「ここ触ると白っぽい粉が手につくよ」　　「こっち側だけコケがいっぱい」　　「よく見ると木の皮はきれい！」　　「木の皮はあったかい！」

ニックネームをつけたらインタビュー開始！

　　

全員で、それぞれが見つけた友だちの木に会いに行きました。

みどりのみさん、人や生き物にどんなことしてあげられますか？　　葉っぱが大きいから下にこうして座ると日陰をつくってあげられます。

さくらさん、あなたのところに、どんな生き物が遊びにきますか？　　すずめ

コロコロさん、木のてっぺんから見て、あなたが気に入っている景色を教えてください。　　ふじさん

せいたかのっぽさん、私たちに何かしてほしいことはありませんか？　　かわをはがさないで

何歳ですか？カエルの鳴き声聞こえる？なども各自インタビューをして、木からの返事に耳を傾けてみました。

　　　感じたことを出し合い、みんなで作詞して「この木なんの木」のメロディに載せて歌おう！

この木なんの木気になる木　名前も知らない木ですから　♪　　　いつか葉が茂って 幹が大きく育って 根を広げて 森になる日が未来　その日をその日を みんなで待ちましょう　夢見て夢見て その日を待ちましょう　　　人は来てたたずみ 鳥は翼を休めて　風はそよぎ 星がまわれば宇宙　その日もその日も あなたに会いましょう　この木の下で会いましょう

　　

いい歌やろ？　　「うん！　でも知らんわ...（全員）」　　ほんまか？！　　「ほんま、かえるのうたがきこえてくるよ にしようよ？」　　「それがいい！！」

　

「かえるの合唱」の替え歌が出来上がりました。何度も歌いました。

　　

思いっきり体で表現するバックダンサーも(^○^)

春を音で感じました♪

東日本大震災・熊本地震の被災地復興支援活動への寄付金をいただきました。ありがとうございました。