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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.31〈カマキリ誕生〉(2020.04.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO31

〈カマキリ誕生〉

冬の間カマキリの卵をいっぱい集めておいた。

カマキリは肉食動物なので野菜を食べる虫を退治してくれる力強い農家の助っ人!

農薬を使わない畑では、手作業で虫を捕るしかないのでカマキリの援護射撃は大いに助かる。

【ちなみにカマキリの卵を卵嚢(らんのう)と呼んでいたが一般的には卵鞘(らんしょう)と呼ぶそうだ。

卵嚢は両生類や巻貝、軟体動物などの 卵を守る強靭な袋状のものを指し、カマキリの卵をそう呼ぶこともある。】

いつ孵化するのだろうと畑に行くたびにかごを覗いていたら今日やっとその日が来た。

すでに卵鞘から出て歩き回っているもの、今まさに出ようとしているもの、たたんでいた足を伸ばそうとしているもの、ざっと数えて 30 匹くらい のコカマキリが誕生していた。

卵から出てくるのを見たのは初めてで、誕生の様子をジックリ見せてもらった。

まず頭が出てくる、体を左右にクネクネさせながら少しずつ全身を出す(この光景はチンアナゴを見ているようだった)、全身が出たところでたたんでいた足を伸ばし、すぐに歩き始める。

体調は12~13mmほど。小さくても精悍な面構えは立派なカマキリ、触ろうとチョッカイ出すと"蟷螂之斧"を振り上げて威嚇してくる。何とも頼もしい限りだ。

これからイノッチファームの番人となって野菜を食い荒らす虫たちを次々に捕まえて食べてくれるはず。

頼もしい番人の誕生を祝って、今日は久しぶりにビールで乾杯!

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№31.pdf

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