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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-156〈視覚を閉ざして〉(2021.6.16)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-156

〈視覚を閉ざして〉

毎週火曜日は短大の授業で「アウトドア演習」という講義を持ち、ネイチャーゲームを実施している。この日は〈目かくし歩き〉を体験してもらった。デモを見せた後、ペアを組み一人15分程度の目かくし体験をする。視覚を閉ざすことでそれ以外の感覚を研ぎ澄まし、周囲の自然を感じるのがねらいだ。誘導する側は足元の段差や障害物に気を配り適切な声かけをしながら安全に誘導する。普段通いなれたキャンパスでも、目かくしをすることでそれまで気づかなかったものに気づくようになる。"触る"、"匂いを嗅ぐ"、"音を聞く"体験をする中で見るだけでは気づかない、ものの"本質"に気づけたらねらい達成だ。とかく外見を気にしがちな若い学生さん、うわべだけでなく、見えない部分にこそ目を向けられる保育士さんになってくれたら嬉しい。

〈学生の感想〉

・目隠しをすると世界が今までとは違ったみたいで面白かった。特に草や土の多いところはフカフカしていて楽しかった。自分で目隠しをしてみないとベタベタしている葉があることや木の皮の感触に気づけなかった。

・目が見えてないと怖いことも多かったけど、普段なら気がつかない細かい発見もあって面白かった。

・目を隠すことで他の感覚がいつもより鋭くなっていた気がした。相手を安全に誘導するのが少し難しかった。

・普段触っているものが目が見えない状態だと知らないものを触っている感じがした。

▶PDF版をダウンロードする 2021.6.16 NO152-156 視覚を閉ざして.pdf

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