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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-168〈幸せの4弁キキョウ〉(2021.6.29)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-168

〈幸せの4弁キキョウ〉

畑のキキョウが見ごろを迎えた。秋の七草の一つだし、季語にもなっているので秋のイメージが強いが実際は6月から咲き出している。花期も結構長いので秋まで咲いているが、真夏の炎天下に咲いているのはちょっとな~という感じだ。紙風船のような蕾が次々に出てきて涼しげな青紫色の花を咲かせる。長い茎をスッと伸ばした先に形の良い5弁の花を咲かせる、何やら高貴なお生まれのようで扱いにもなんとなく気を遣う。休憩時間にお茶を飲みながらユラユラ揺れるさまを見るのは贅沢な時間だ。野山ではほと んど見られなくなってしまったので、畑で少しずつ増やし、道行く人にもこの優雅な花を見ていただこうと思う。ほんの一時でも気持ちが和めばいい。

そんな思いで花を見ていると、"違和感"で目が留まった。通常は5弁の花弁なのに4弁のものが見つかったのだ。まるで、初めから4弁であるかのように、きっちりとした正方形になっている。開いためしべも4本だ。四葉のクローバーではないが、何か"幸せ"をもたらせてくれるようでハッピーな気分になる。ものは考えようだ。単なる突然変異と言ってしまえば身もふたもない。ここは"幸せの4弁キキョウ"と呼ぶことにしたい。秋に熟したタネを蒔いてみて、4弁の花が咲くか試してみようと思う。結果は何年か先になるだろうが、夢があっていい。もし成功すれば、"4弁の幸せキキョウ"として売り出せるかも???。桔梗の漢字には"吉"が入っている。これは何か幸運が舞い込む前触れか?楽しみに待つことにしよう。

▶PDF版をダウンロードする 2021.6.29 NO152-168 幸せの4弁キキョウ.pdf

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