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ライフスタイル
テーマを決めて街歩き!「ど根性〇〇」を探して。
ぶらっと外の空気を吸いにほんの10分くらいでも出かける時や、近くのコンビニに買い物に出かける時。
ただ出かけるより、何かしらテーマを決めて出かけると気分転換な時間になります。
「ど根性!」をテーマに歩く

持ち物は何もいりません。

あたりをきょろきょろ探すという

「好奇心」だけ。



今日のテーマは「ど根性!」



かつて「ど根性ダイコン」という記事が

紹介されたことがあるのですが、

憶えていますか?



「ちょっと前なら

憶えているが、

一年前だとちとわからねぇ」

「そうか、そりゃそうだ」

私なんか、

「おとといの夜7時から8時の間、

どこにいましたか?」

と刑事さんに聞かれても

「えーっと、おとといって金曜日ですねぇ…

えーっと…」と思い出せないんだから。



「ど根性ダイコン」とは、

本来、畑になるはずの大根が

「なんでこんなところに?」

というコンクリートを突き破って

ニョキニョキ顔を出してきた

ダイコンのことです。



「ど根性ダイコン」で検索すると

写真が見られますので

見てみてください。



それを機に、「なんでなんで?」と

思われるような野菜はもとより、

曲がりくねった木にも

「ど根性サクラ」

「ど根性◯◯」

というニックネームをつけて

報道されることもちらほらありました。



今日は、そんな身近な

「ど根性◯◯」さがしを

考えながらお散歩してみましょう。



改めて意識して見ると、

あるわあるわ…ど根性な植物たち。

例えば、こういうの。

よく見かけますよね。



konjyou08.JPG

今の季節、花も咲いちゃっているので

目立ちます。

どうしてこんなところから…

というのが強い生命力なんだろうね。

どえらいとこから出てきたな…

下の写真3枚)

よくこんなところから

顔を出して生きているよなぁと

関心しきり。



真ん中のタンポポ、

あと10センチ寄っていれば

土の上で平穏な人生が送られただろうにと

考えると、泣けてきます。



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下の写真3枚)

テーマは「透きあらば!」

よくこんな細い溝に

延々と命をつないでいるなぁと

考えると、泣けてきます。

konjyou02.png



下の写真3枚)

塀の向こうではガマンならずってか。

光を求めているのかな、

それとも自由を求めているのかな。



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下の写真3枚)

(左)をいをい、

人の家の門の前じゃないか。

しかもきれいな花まで咲かせて…

踏まれないんか?

(真ん中)電柱を飲み込んどるやないか。

(右)どう見ても植物の力で

排水溝を持ち上げているようにしか

見えないです。

現場で見るとよくわかるのですが、

道路が陥没しているのではなく、

あきらかに盛り上がっていました。



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おまえを見習ってもうちょっと踏んばるわ!

土の上にタネをまき、

根を張って芽を出せば

水も飲める恵まれた環境で

生きることができるのに、

コンクリートのかすかなヒビや隙間から

「なんでむりくり突っ込んでくるのかねぇ」

とさえ思ってしまう、

そんなど根性な植物たちを

たくさん見つけることができました。



それは、決して自分から進んで

そこを選んだのではないだろうが、

それに文句も言わずに

こうして春になるときれいな花を

咲かせているなんて、

けなげじゃないですか。



かつて聞いたことがある



置かれたところで咲かせなさい
何も咲かない寒い日は下へ下へと根をのばせ

という名言に通じるものを

感じました。



と、その気になって

出かけましたら、

いつも歩いている職場の周りと

自宅の周りだけでも

こんなにど根性なヤツラがいました。



【今回発見、ど根性ベスト3の第3位!】



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自転車を丸呑みしているやないの!

どれだけ、ど根性を出せばこうなるんや!



【今回発見、ど根性ベスト第2位!】



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見つけた中で一番育っていると

思われるど根性なヤツ!

下をよく見てください。

土じゃないですよ!

コンクリートを破って出ていますよ!



【今回発見、ど根性ベスト3の堂々第1位!】



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百花乱舞!ならぬ草と花だから草花乱舞だね。

ここまでくればもうアートです。

長い長い年月をかけて生きてきての「今」があるのでしょうね。



多くの人がコロナ疲れで心身ともに

弱りつつある今日この頃ですが、

こういう草や花を見ると、



おまえは毎年、

いや、一生こんな苦労をしているのに

黙って耐えてよく生きているよなあ

とつぶやかずにはいられない気持ちになります。



コイツらの生き様を考えれば、

人間なんてなんと弱いことか。

オマエを見習って

もうちょっと踏んばるわ!

という気持ちをもらうことが

できるのではないでしょうか。



自然の力を借りることで

元気になれるのであれば、

周りにあまたあるこの力を借りない手はない!



その姿が身近にあることを発見できたのは、

変な言い方だが、

新型コロナウイルスでこんな世の中になったからですよ。



今こそ自然が持っている強い姿を見ることで

人間まだまだがんばれるような気がしてきました。

「オマエの苦労に比べれば、こんなこと…」

と気合を入れられそうです。



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山口 哲也 やまぐち てつや

1960年生まれ東京都中野区在住。

元・日本シェアリングネイチャー協会職員。「日本どんぐり実物大図鑑」も作りました。

どちらかと言えば、楽する方ばかり選択して生きてきた貧弱な山口哲也です。

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