平成16年度から3年間実施された文部科学省の事業「地域子ども教室 推進事業(子どもの居場所づくり新プラン)」において取り組まれた、 CONE地域子ども教室推進事業の一環である 「地域子どもネイチャーゲーム教室」に応募し、地元(三重県亀山市)で平成19年度までの毎月1回ネイチャーゲームを3年間実施、それが基盤となりました。
同年度に小学校のPTA会長を就任した直後に亀山市の教育教育委員会より推薦され、放課後子どもプラン運営委員に委嘱されました。
その後、平成20年度から放課後子ども教室“ののぼりくらぶ”を立ち上げ現在に至っています。活動は四季に合わせて年4回のネイチャーゲームを取り入れ自然との遊びにつなげてきました。平成23年には県から表彰、平成24年文部科学省からの表彰を受けるまでになりました。
秋の教室で〈ノーズ〉を行ない、子どもたちが生きものについて関心をもち、生きものを想像する楽しみを体験することができました。
次に〈動物交差点〉で自らが動物になった気分になり、自分たちの背中につけられた生きものを、周囲の人たちに質問して自分が何の生きものかわかった時の喜びの顔はとても輝いていました。
最後に〈ごちそうはどこだ〉で、リスの話をして冬の間の食料として地面などに貯蔵しておく木の実の行方をさがす行動から動物と木の実の関係について学び、貯食によって森の木々の種が芽を出すことができるという仕組みを学ぶことができました。
活動を終えてドングリのキーホルダーをつくり、ドングリを茹で食べる、最後に校庭にいつもそばに居る環境を持続させるためにドングリ(マテバシイ)の木を植樹しました。
自然界のつながりをいつまでも忘れず、いつもこの木と遊べる友だちであってほしいと願っています。
四日市・いなべ地域の会では年に4~6回のネイチャーゲーム体験活動を団地内の公園で5年間事 開催してきましたが、スタッフメンバーから新興住宅に住む子どもたちにもっと自然体験をさせたいと強い要望があり、行動を起こしました。
初年度の平成20年、助成金の枠組みを活用して、三重県の南端、熊野へ1泊2日の宿泊体験(わくわく自然体験活動)を企画しました。
夏休みの企画業とあってか募集当日の朝に定員(50名)オーバー、で キャンセル待ち状態となった人気ぶりでした。
内容は活動の中にネイチャーゲームを取り入れ、熊野古道を歩いたり七里御浜で石遊びや天草を拾い集めてところてんづくりをしました。
3年目からは道中が長く、体験時間が短いという反省から岐阜方面に場所を変更して、ネイチャーゲームと自然体験活動を充実させ、地域の伝統的な工芸などをつくる体験プログラムを提供してきました。
大きな二つの活動が評価され、三重県内の各小学校で開催される行事に依頼される件数が年々増加、私の近隣の小学校5年生では1泊2日の野外宿泊体験が取り入れられ、そのプログラムにネイチャーゲームを採用していただいています。
長年の活動で基盤ができ、リーダーが指導できる場所としてお互いに有益な関係を築くことができています。
三重県教育委員会の幼稚園等新規採用教員研修と三重県私立幼稚園・認定こども園協会新規採用教員研修会の年間研修の第一回研修にネイチャーゲームの講義と実践(体験)が組み込まれています。 三重県シェアリングネイチャー協会として担当させていただいています。
(2026.03.30記事作成)
三重県シェアリングネイチャー協会 理事長
子どもたちの生活が都市化・デジタル化する中、自然と触れ合う時間は減少し、外遊びの機会も少なくなっていると言われています。一方で、自然の中での遊びや体験活動は、子どもの身体的な成長だけでなく、主体性や協調性、自己肯定感といった非認知能力の育成に大きな効果があります。私たちは、ネイチャーゲームを通じて、子どもたちが「生き抜く力」を養う一助となるよう取り組んでいます。



