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福祉
五感を刺激する"自然体験"で介護が変わる!
「笑顔でいっぱい」

日々の生活のなかで「自然」とふれあう体験は、高齢者の五感を刺激して脳を活性化。
身体機能をアップさせ、さらに精神面での安定を導く効果があります。
身近な自然の移ろいをゲーム感覚で楽しみながら、五感を刺激する工夫がつまった「ネイチャーゲーム®︎」を行ってみませんか。
歩く・手を伸ばす・香りをかぐ…無意識に体を使う “五感の刺激”で体と心の老化予防

 花や木の実に触れようと手を伸ばす、小さな起伏のある屋外を歩くことでバランス感覚や体幹が鍛えられる…。自然のなかでの活動は、知らず知らずのうちに体を使い、身体機能をアップさせる効果があります。
 しかし、身近な自然はいつもそばにあるため見過ごしがちなものです。ネイチャーゲームには、身近な自然に目を向ける工夫がいっぱい。自然と日々の暮らしの橋渡しをします。
 ふとかいだ匂いに思い出す記憶…。そして、自然のなかで懸命に生きる多くの命との出会いがうむ「人もまた自然に生かされている」という思い。それらが自らの“生”を肯定する気持ちを育み、精神的安定へと導きます。

『ネイチャーゲーム』でうまれる“生きている喜び”。
認知症の予防、改善に大きな期待がもたれています。

ネイチャーゲーム体験でさまざまな効果が報告されています。

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ネイチャーゲーム導入で期待できる主な効果
変化のある生活で活気が出ます
自然の移ろいや周囲の変化に関心がでて、積極性がうまれます。

身体機能の回復を促進します

自然に手を伸ばしたり、歩行距離が延びたり…。運動量が増加。

コミュニケーション能力がアップ

自然の癒し効果と人とのふれあいで笑顔が増え、他者との交流がふえます。

精神的な安定を導きます

自然のなかで出逢う多様な命がもたらす“自らの生”の肯定感。

“生への肯定感”が生まれます
自然のなかで出逢う多様な命がもたらす“自らの生”の肯定感。

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2年前から、入所者の方を対象に定期的にネイチャーゲームを実施しています。ゲーム中には、普段は杖でやっと歩いている人が杖を放してドングリを拾ったり、日頃しゃべらない人が昔のことを話し始めたり…驚くような変化が見られます。毎夜徘徊してスタッフを悩ませていた利用者が、ゲームをした日はぐっすり眠り、徘徊をしなかったこともありました。職員と利用者との会話もふえ、笑顔もふえて、施設全体の雰囲気が明るくなったように思います。
ネイチャーゲームは利用者にも介護者にもうれしい新感覚の“レクリエーション”

「風が気持ちいいね」「セミの声が聴こえるよ」…ふえる会話、ふえる笑顔。

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身近だから、いつでもどこでもできる
利用者のための工夫がいっぱい
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 お花見や紅葉狩りなどのイベントは季節を感じられる貴重な機会ですが、手間や人手がかかりなかなか頻繁には行うことができません。けれど、イベント行事以外でも身近な自然に目を向けることができれば、日常生活のなかでも季節を感じる自然体験はたくさんあります。雨の匂いや風の音、草花の変化などを意識することができれば、自然はいつでもそばにあります。
 身近な自然を題材にした『ネイチャーゲーム』は、同じゲームでも季節毎に、また回数を重ねる毎に新たな発見があり、より深くより広く参加者の心をとらえていきます。単調になりがちな高齢者施設のレクリエーションに新たなバリエーションを加えてみませんか?

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介護者自身の変化で環境が改善。
“ゆとりの介護”が実現します
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 『ネイチャーゲーム』は、介護者にも変化を与えます。
 以前は朝、部屋のカーテンを開けるだけだった職員が、窓を開け「風が気持ちいいですよ」と利用者に声かけをする。それにより利用者の関心が自然へと誘われる。手間のかかる屋外でのランチを頻繁に行うことで、利用者の食事摂取量が増えたなど、多くの報告が寄せられています。
 そして、ゲームを行うなかで耳にする利用者一人一人の歴史や、長年積み重ねてきた豊かな知識にふれることで、個性を尊重し、尊厳をより大切にした介護がうまれるとも。
 さらに、ネイチャーゲームのシェアリング手法を学ぶことで、自然な気づきや思いやりの心が生まれ、職員間の人間関係もよくなり、施設全体の雰囲気が変わっていきます。

高齢者介護施設にお勧めの『ネイチャーゲーム』例

指先で季節を実感する

〈感触の宝箱〉
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概要
箱や袋のなかに葉っぱや木の実など自然のものを入れ、参加者に手で触った感触で当ててもらいます。題材は季節にあったものを!

効果指先の感覚を刺激するとともに、自然の感触や匂いが昔の記憶を誘発し、脳を活性化。心理療法で行われる、五感に働きかけて記憶を呼び起こす『回想法』に類する効果が期待できます。室内でできるゲームですので、屋外での歩行が難しい高齢者の方でも楽しめます。

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散歩が楽しくなる

〈フィールドビンゴ〉
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概要
身近な自然で発見できるものでビンゴカードをつくります。一人ずつカードを持ち、散歩をしながら描かれたものを探していきます。

効果「歩く」ことは、健康づくりの第一歩。しかし、足腰が弱い高齢者には歩行は苦痛になることも。自然散策をしながら、楽しく散歩ができるゲームです。「探す」なかで多様な自然を観察し、多くの発見や感動が!体験のシェアで参加者同士のコミュニケーションも図れます。

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高齢者介護パンフレット「笑顔でいっぱい」(デザイン:花平和子 文:伊東久枝 イラスト:井上みさお、初澤久美)をウェブ用に再構成しました。
※パンフレット版の送付が可能です。「ネイチャーゲーム普及ツールの取り寄せ」をご覧いただき、お気軽にお知らせください。