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Dr.日置の「字」から自然を科学するLecture...5「鼻」 (SNL2018年6月発行)
自分自身や家、部族のシンボルに日本では植物が使われ西洋では動物が多く使われます。その理由を紐とけば...
「鼻」…哺乳類の顔の中心に隆起し、呼吸・嗅覚をつかさどり、発声を助ける器官。(広辞苑より)

本本来の大和言葉が『音声言語』で、あとから漢字が中国から入ってきたため、漢字には2種類の読み方(音読み・訓読み)ができた...というのが前回の講義。では

はな・め・み・は...と聞いて何を思い浮かべますか

という質問から始まったのが今回の講義 。「 は な ・ め ・みみ・は ... で は?」と???



答えは『 花・芽・実・葉 』『 鼻・目・耳・歯 』。改 め て 並べてみると、たしかに似ている。

じつはこれらは大和言葉では同じ意味を持っていた

という日置先生の言葉にびっくり。そもそも大和言葉の『はな』は「ものの先端部分」を指す言葉で、つまり「“花”は茎の先につくもの」「“鼻”は顔の先っぽ(?!)」で同じ言葉だったというのです。「他にも岬の先端などを“はな”と呼ぶ」と...。たしかに...。



中国から漢字が入ったときにそれぞれに「花」「鼻」と、漢字が示していた意味に従って違う文字が当てられたため、今では違う言葉として認識されているが、大和言葉では同じ言葉だったのだそう。

それにしても植物と対応しているのが日本的だ

と日置先生。むむっ。なぜ、植物が日本的なのか!

人間の暮らしは周囲の自然に依存して成り立ってきたため、どの民族もいちばん身近で大切なものをシンボルとすることが多い。ゆえに日本人の基盤は植物なのだ

という、なんと自然科学の講義だった!



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dr.hioki.pngのサムネイル画像日置光久(ひおき・みつひさ)・監修

東京大学特任教授。元・文部科学省教科視学官。日本シェアリングネイチャー協会理事。

オリジナル紋をつくろう〈自然の紋〉

雲や山などの大きなもの、虫や葉っぱなどの小さなもの、雄しべや葉脈などのミクロなもの...。自然界にあるさまざまなモチーフを見つけ、それらを題材にオリジナルの「紋」をつくるネイチャーゲームです。



【準備】

・丸い円があらかじめ書かれているカード・ペンなどの筆記具



【楽しみ方】

①散歩をしながら、自然を観察する。



②気に入った場所が見つかったら、その自然をよく観察し、自然のなかにある形や模様を見つける。



③気に入った形や模様などのモチーフをカードに描く。



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情報誌「シェアリングネイチャーライフ」Vol.21 特集(編集:佐々木香織、水信亜衣 イラスト:井上みさお)をウェブ用に再構成しました。
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