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小中学生の自然体験
休校中の自然あそび 「フィールドビンゴ ステップアップ」 4つのステップを極めたら達人級だ!
新型コロナウィルスの拡散を防止するために、多くの小中高校が休校に。
そこで、休校中の子どもたちが、外あそびをする「きっかけ」になる定番ネイチャーゲーム
〈フィールドビンゴ〉のステップアップ的な活用法を考えてみました。
休校中の子どもと外へ行こう

新型コロナウィルスの拡散を防止するために、多くの小中高校が休校となりました。



安倍総理のあの発表に大きな衝撃を受けて半ばパニックになった保護者の皆さんも多かったのではと思います。



かくいう私も、その一人。

休校中の子どもの生活をどうするか、仕事をどうするか、子どもへの不安感とかストレスはどうなるだろう・・?



蓋を開けると、親の心配をよそに意外と子どもは休校をよろこび、家で自由に過ごしています。



でも家の中だけにいるよりは、やっぱり外あそびをさせたいですよね。



そこで、休校中の子どもたちが、親やおじいちゃん、おばあちゃんと外あそびをする「きっかけ」になる定番ネイチャーゲーム〈フィールドビンゴ〉のステップアップ的な活用法を考えてみました。

フィールドビンゴ ステップアップ 4つの段階でスキルアップ!

休校中の外あそびを意識して、4種類のカードを4つの段階に見立てて「ステップ1」→「ステップ2」→「ステップ3」→「ステップ4」と順にレベルアップしていくことで、その子が持つ「自然あそびのスキルを高めていく」ように意識されたセットです。



すでにこの4種のカードをお持ちの方は手持ちのものをお使いください。



4stepbingo01.png

この4種のカードのみ家族用の5枚ずつセット商品はこちらから。



【ステップ1】てざわりカード

自然のなかにある木や草や地面など…さまざまな自然を触りながら、9つのマス目に書かれたものを見つけます。



【ステップ2】キッズ(K)カード

ステップ1では触覚のみでしたが、このカードでは触覚に追加して、視覚、聴覚、嗅覚をつかって、自然を探します。



【ステップ3】木のカード

さらにレベルアップ!触覚、視覚、聴覚、嗅覚、体もつかって、木や葉っぱを集中的に観察します。



【ステップ4】フリー(F)カード

自分のオリジナルカードをつくります。カードを交換してお互いにチャレンジし合って楽しみます。



でも、電子ゲームを否定しないで

Switch、DS、プレステ、ゲームアプリ・・いま、電子的なバーチャルゲームは子どもの身近な遊びになっています。



4stepbingo02.jpeg

「リアルな自然を体験させたいのに・・」

「家ばっかりじゃなくて外でも遊んでほしい・・」

そんなふうに思う瞬間も多いかもしれません。



でも、「ゲームばっかりしてないで外で遊びなさい!」はNGワードです(笑)。



子どもが夢中になっている電子ゲームの楽しさを否定することなく、ゲーム漬けの子どもには電子ゲームの要素を少し引っ張って、こんな言葉がけで「フィールドビンゴ ステップアップ」へ誘ってみてはいかがでしょうか?



「なになに・・4つのステップをクリアすると達人級?」

「この遊び、レベル4まであるのだけど、やってみない?」

「これ、お母さんも一緒にやってみたいな」

「自然さがしゲームなら、お母さんだって負けないぞー」



もともと自然あそびが好きなお子さんには「外いこう!」と言うだけで十分かもしれませんが、ゲームが大好きでインドア派のお子さんへの声かけを少し工夫してみるのも親の知恵としてアリですよね。

外に出たらまず ステップ1のカードから

【ステップ1】難易度★

まずは手触りをつかって、自然をさがしてみよう!



準備するもの:てざわりカード



4stepbingo03.jpegのサムネイル画像

やり方:

① カードを配る(1人1枚※幼児の場合は親子で1枚としてもOK。人数が5人以上の場合は2人1組のペアをつくり、ペアに1枚など工夫を)

② 「本日のスペシャル」として見つけたい共通の自然をひとつ決める(あらかじめ決めておいてもいいし、その場で決めてもいい)

③ カードに書かれているものを手触りや手の感覚をつかって見つける。

④ 見つけたら折つめを折る。

⑤ 全部見つけた、または時間になったら集合して、みんなで見つけたものを紹介し合う。



4stepbingo10.png「ちくちく」「ざらざら」…色んな手触り



4stepbingo09.jpeg「あったかい!」

子どもがノッてきたら ステップ2のカードに進む

(ノッてこなかったら、また別の日にチャレンジです)

【ステップ2】難易度★★

レベルアップ!手触りにプラスして視覚、聴覚、嗅覚をつかって、自然をさがそう!



準備するもの:キッズ(K)カード



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やり方:

①カードを配る(1人1枚※幼児の場合は親子で1枚としてもOK。人数が5人以上の場合は2人1組のペアをつくり、ペアに1枚など工夫を)

②カードに書かれているものを触覚、視覚、聴覚、嗅覚をつかって見つける。

③見つけたら折つめを折る。

④全部見つけた、または時間になったら集合して、みんなで見つけたものを紹介し合う。



4stepbingo11.jpeg「木の実かな?」



4stepbingo12.jpeg「全部見つけた〜!」

ここまでは「簡単!」でした でも、ステップ3のカードは難しいかも?

【ステップ3】難易度★★★

さらにレベルアップ!触覚、視覚、聴覚、嗅覚をつかって、いろんな木や葉っぱを見つけてみよう!



準備するもの:木のカード、筆記具



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やり方:

①カードを配る(1人1枚※幼児の場合は親子で1枚としてもOK。人数が5人以上の場合は2人1組のペアをつくり、ペアに1枚など工夫を)

②カードに書かれているものを触覚、視覚、聴覚、嗅覚、それに自分の体も使って見つける。「手のひらよりおおきい葉」は実際に葉っぱに手を重ねてみる、「りょう手でかかえられない木」は実際に木に抱きついて確かめてみる。

③見つけたら筆記具でマル印をつける。

④全部見つけた、または時間になったら集合して、みんなで見つけたものを紹介し合う。



4stepbingo18.png体を使って、確かめてみよう!



ULb1aKqQ.jpeg「どんな発見があった?」

まさに、究極… 真っ白カードが最終段階なのだ!

最後のカードはまさかの「白紙」?!最終ステージは「カードを自分でつくる」究極ミッション!カードを交換してお互いにチャレンジしよう!



【ステップ4】難易度★★★★



準備するもの:フリー(F)カード、筆記具



4stepbingo06.jpeg
やり方:

① カードを配る。(1人1枚※幼児の場合は親子で1枚としてもOK。人数が5人以上の場合は2人1組のペアをつくり、ペアに1枚など工夫を)

②カードの空欄に、見つけてほしい自然をそれぞれ記入しオリジナルのビンゴカードを完成させる。(文字だけでなく絵を書いてもいい)

③カードを交換、またはシャッフルして自分が作った以外のカードを各自が持つ。

④カードに書かれているものを見つける。

⑤見つけたら折つめを折る。

⑥ 全部見つけた、または時間になったら集合して、みんなで見つけたものを紹介し合う。



4stepbingo15.jpegみんながそれぞれ作ったオリジナルのビンゴカード



4stepbingo16.jpeg「全部あるかな〜」

親のアフターフォローで 「楽しかった!」の定着を図る

「ステップ4」まで終わったら、または途中のステップでその日が終わったとしても、その場で終わりにせずに、その日の夕食のときや、寝る前にでも



○○くんが見つけたあの葉っぱ大きかったねぇ、あんな大きい葉っぱ見たことなかったから驚いたよ

とか



○○ちゃんが見つけたあのお花の匂いが忘れられないな。本当によく見つけたね

というふうに、子どもの発見を思い出させて、それがとてもすごい発見だったと親自身の言葉として伝えましょう。




4stepbingo17.jpeg



子どもの“小さな発見”は、すべてが “世紀の大発見”のようなもの。



小さな発見が肯定されれば、子どもはその小さな発見を繰り返そうという意識が芽生え、その発見の繰り返しによって自然への愛着や自然や生物への興味、その子どもが持つ独自の探究心につながっていくでしょう。



私はこれを、意識的に何度も繰り返すようにしています。一年後や数年後にもいうことがあるくらいです(笑)。

いちばん大切なことは 親も自然の発見を楽しむこと!

親の皆さん、おじいちゃんやおばあちゃんも、日々子どもに接していて、楽しい時もあれば、キツいこともあるし、自分を抑えて子どもに合わせてばかりで正直いって嫌になるときだってあります。



私の場合、休校中はテレワークをさせてもらっていますが、期限があったり、相手がある仕事なので、昼間は子どもにかまってあげられない時間も多く「無視してる!」と息子に当たられてムカッときたり(笑)。

テレワークで家にいるからって、家事分担が増えていて夫にイライラ(愚痴ってスミマセン!)なんてこともあります。



でも子どもと自然に出たときには



楽しむぞ!

と気持ちが切り替わります。



先日、小3の息子と近所の公園に行きました。公園のなかにあるせせらぎに小さなダムを作りはじめた息子は、周りから石を探してきてダムに積み上げる…これを繰り返していたのです。



4stepbingo07.jpeg

「楽しむぞ!」モードに切り替わっていた私は、息子に



キミのダムづくりプロジェクトのパートナーになろうではないか

と大げさに申し出て、息子が決めた「石を集める係」(私)と「石をダムに積み上げる係」(息子)に分業して延々と作業しました。



日が暮れるまで3時間ほどで小さいながらも立派なダムができ、二人で大いなる達成感を味わいました。



その日の夜に息子が



あ〜今日のダムづくり楽しかったなぁ、また明日も続きをやりたいなぁ

といいました。





その後、息子は「石」に興味を持つようになり、自分なりに調べはじめたのです。

そして、たまたま通りがかった鉱石や化石を売るショップでお年玉の残りのお金をはたいて、カッコいい石を購入し部屋に飾るようになりました。

息子の好奇心のアンテナに、新しく「石」が加わったようです。



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何気ないダムづくり遊び

楽しさ+達成感+満足感

その子独自の興味関心の芽生え

好奇心の広がり

この先は未知数



「息子」というフィルターを通して見せてもらえる自然や自然の遊びは、本当に面白くて、私にはない感性や発想の連続です。



子どもの好奇心を伸ばすとか、子どもの自己肯定感を云々…という流行りの子育て論も手伝っているかもしれませんが、子どもの感性や発想に寄り添うことが、シンプルに「私が楽しい」のです。



親の皆さんも、子どもと一緒に自然で遊ぼう!




◎フィールドビンゴ ステップアップセット購入はこちらから

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佐々木 香織 ささき かおり
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会 スタッフ

幼少の頃から両親に連れられ登山をしていました。子どもの自然体験の重要性は、身をもって体験しています。40歳で第一子出産。現在、 息子と"そこにある自然"を楽しむ日々。

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ハッピーラッキーネイチャープロジェクトについてはこちらから
https://www.naturegame.or.jp/about_us/action/happylucky/