指導者編

 

動物質問室

 
 

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仲間で協力して、ある動物のヒントを集めて推理し、その特徴や生態を楽しみながら学びます。

 
 

参考

コラム「生物の分類:分類とヒント」
ネイチャーゲームの生きものあて系アクティビティでは、その多くが生物の外見・生態などをヒントに用います。このとき、ゾウのヒントとして「耳が大きくてそれを羽のようにして飛ぶものもいます」といったファンタジーを元にするのは環境教育的に好ましいとはいえません。それではどんなヒントを出すとわかりやすく、かつ効果的なのでしょうか。
この活動で使われるよいヒントは、おおむね「(界・)門・綱・目・科・属・種」という分類の基準に合っているように思われます。たとえば、「私には背骨があります」というヒントはたくさんの生きものの中から「脊索動物門(のなかの脊椎動物亜門)に含まれるものですよ」という意味であり、「私は赤ちゃんで生まれます」というヒントは、たくさんある脊椎動物の中から「哺乳類(哺乳綱)ですよ」ということを教えていることになります。このように、生物の分類をある程度意識してヒントを考えるようにすると、わかちあいの時の学習効果も高まるといえます。
また、自分が質問して歩く<動物交差点>のような活動であれば、分類の基準を示すような質問をしながら範囲を狭めていけば確実に答えにたどり着くことができるでしょう。つまり生物の分類は、界のほうから順にあてはまるものを取り分けながら区分していくことで最終的に唯一の種にたどり着くようになっていますので、これをうまく利用するとよいヒントづくりができるわけです。

 
 
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