地球環境基金助成事業
シンポジウム 自然学校をつくろうin戸隠高原 〜自然学校からひろがる農山村の地域振興〜 2002年6月24日(月) 概要 このシンポジウムは、自然学校、そして、自然体験活動についての現状とこれからの動きを把握し、今後日本人にとってどのように位置づけられ、人々の生活に関わるかを様々な立場から議論し、これらが今後の農山村の地域振興にどのように寄与できるかを考えるために行われました。 国民の自然への意識、休日の過ごし方の変化などにより社会的なニーズが高まり、これから5年先には自然学校、自然体験が求められてくる、今からその準備を村ぐるみで行っていかなければという岡島成行氏の講演や、村上忠明氏の地域と密着した自然学校の運営、自然体験活動の提供が望まれるというお話、宮本均氏の行政はなるべくそのバックアップに回るようにするというお話など、これからの活動の指標となる議論、お話が満載の場となりました。 また、講師、パネリストの方のみならず、民間、行政、有識者、現場で活躍する方など様々な立場の方が参加してくださり、積極的な考えや意見が出されました。 参加者の感想 ●地域に生活する子どもたちが地元の自然を愛することがいかに必要であるかを感じました。 ●農山村の地域振興とは、新しいものをつくるのではなく、新しいことをはじめるのではなく、既存のものに新しい別の視点から意味を与えて見直すことだということを再確認いたしました。 ●自然学校について、大変勉強になりました。思うに、やはり、人ではないかなと思います。プログラムもしかりですが、人と人との出会いが地域を変えていくのかなと思います。 ●5年、10年後を見据えた人材ネットワークづくりが今から必要だということ、地域特性を引きだしたプログラムづくりが不可欠、生きがいとやりがいの両立、これらが印象に残りました。 ●自分で動かないと何も始まらないけれど、動き出せば応援してくれる方、注意してくれる方、助けてくれる方、いろいろな方や場所に出会えるということが励みになりました。 ●都会の子どもだけでなく村の子どもたちも自然体験が少ないというところにビビっときました。21世紀を迎え、これからの地球をになう子どもたちに都会の子も村の子もないのだと思いました。
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