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保育・幼児教育
日置せんせいに聞いてみました「Q.AIが何でもできるなら人がする仕事って残っているの?」(SNL2020年3月号)
日置せんせいに聞いてみました「Q.AIが何でもできるなら人がする仕事って残っているの?」
Q.AIが何でもできるなら人がする仕事って残っているの?
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A.残りはするけどAIができない能力を見つけないとね・・・




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今後、事務系をはじめルーティンワークのほとんどがAIにとって代えられていくでしょう。では、どんな仕事が残るか?それは、「パターンにあてはまらない、人間味のようなものが必要な仕事」だと言われています。それと、異分野とコラボをして人と人をつなげ、新しい課題や目的を見出し解決していく力。この人と話すと楽しい、何か一緒にやりたいな、と感じさせる魅力もAIにはない〝人間味〟にあたるでしょう。



この力は、「新しい学力」として、教育の世界でも盛んに言われています。インターネットの普及によって、近い将来、毎日みんなで集まって勉強するという学校の形は変わっていくでしょう。それでも私は、みんなで集まるということに価値があると思っています。友だちと話し合い、相手をリスペクトしながらひとりでは到達できない考え方や価値観をつくり出していくことができるからです。



教育の分野でも、これまではテストや入試は文字と数字...つまり記号の世界が中心でした。学力が高い=「記号エリート」だったわけです。しかし今、いい学校を出ていい会社に行くんだという考えは、もう完全に崩壊しているのは周知の事実です。それに代わって、これからは「感覚・感性エリート」が求められてくる。今はまだ、「感覚や感性を生かした仕事」は多くはありませんが、今後増えてくるでしょう。私たちは今後、AIと共存していかなければなりません。「人間だけができることは何か?」それを見出す「力」が求められているんですね。



もちろん、ネイチャーゲームのように感覚をフルに使って「情報を得る」ことは、どんなにAIが発達しても人間にしかできない価値があります。ネイチャーゲームは〝人間味〟を増すためのトレーニングになるかもしれませんね。



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dr.hioki.pngのサムネイル画像日置光久(ひおき・みつひさ)・監修

東京大学特任教授。元・文部科学省教科視学官。日本シェアリングネイチャー協会理事。

AIにはできない?!究極のネイチャーゲーム!〈サイレントウォーク〉

日置先生への取材が終わった帰り道に考えた...。「ところで、ネイチャーゲームってAIにもできるの?」事務所に戻った編集部の面々は、179あるネイチャーゲームをひとつずつチェックしました。視覚や聴覚(もしかしたら嗅覚も)を使ったさがしものはAIにもできそうだし、〈ノーズ〉のようなヒントゲームはお手のものかもしれない。意外にもAIができるネイチャーゲームが多くてショックを受けましたが、しかし、見つけた!!おそらくAIが最も苦戦する「究極のネイチャーゲーム」(注:編集部調べ)。それが〈サイレントウォーク〉です!



【楽しみ方】

ペアになり、スタート地点からゴール地点までゆっくりと散歩をします。このときに、自分の心が動かされるような興味深い自然の姿や、感動的な美しい自然の風景を、相手とわかちあいます。ルールはひとつ「言葉や文字をつかわないこと」。



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情報誌「シェアリングネイチャーライフ」Vol.28 特集(デザイン:花平和子 取材・文:大武美緒子 編集:山田久美子、佐々木香織、水信亜衣)をウェブ用に再構成しました。
※冊子版の送付が可能です。「ネイチャーゲーム普及ツールの取り寄せ」をご覧いただき、お気軽にお知らせください。
(情報誌バックナンバーにつきましては在庫切れの場合がございます。ご了承ください。▶︎ウェブ版はこちらからダウンロード可能です。各号目次下部の<※PDFデータを開く>よりご覧ください。)