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保育・幼児教育
日置せんせいに聞いてみました「Q.教育はどうなっていくの?」(SNL2020年6月号)
新型コロナ対策で、地域によっては、タブレットやパソコンを使った授業が始まっているけど...。オンラインで本当に大丈夫?
Q.教育はどうなっていくの?
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A.これからはハイブリッド学習です!



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オンライン学習にはさまざまな形がありますが、個別学習という点から考えると、時間や場所の制約を超えて、理解に時間がかかる子や、どんどん先に進めたい子など、それぞれ自分のペースで学習できるのがメリットです。知識を得るためには、このようなオンラインはむしろ効率的で、その分みんなで集まったときに、非言語も含めた話し合いを充実させ、考えを深めていくことができます。



今回の休校措置で、これまでの教育でやっぱり必要なこと、逆に変えていいことも洗い出されたはずです。常に変わらないもの、時代によって変わっていくもの。これを松尾芭蕉は「不易と流行」と表現し、俳句創作の理念の一つとしました。今後は、みんなで集まって行う既存の学習スタイルと、オンラインによる学び。両者のよい点をいいとこどりしたハイブリッド学習が求められていくでしょう。



基本や本質を忘れずに変化を取り入れていくことの重要性を説いた言葉として、教育の現場でよく用いられます。私は、教育における「不易」は、日本語の基本的な読み書き、正しい文法を身につけ、人の気持ちを正しくとらえる力と基本的な計算能力(=ベーシックリテラシー)で、あとの大半は「流行」と考えています

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そして、ハイブリッドになってもやっぱり大事なのは自然とのかかわり。そこから得られる感覚や感性は、豊かな学力を支える土台となります。公園の樹の幹や葉に触れるだけでもいい。生活や学びに小さな自然を介在させることで得られることはたくさんあります。



突然の変化にとまどっている人も、ハイブリッドな学びの世界を見すえて、オンライン学習に取り組んでみましょう



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dr.hioki.pngのサムネイル画像日置光久(ひおき・みつひさ)・監修

東京大学特任教授。元・文部科学省教科視学官。日本シェアリングネイチャー協会理事。

いつものネイチャーゲームでハイブリッド!〈木のキャッチフレーズ〉

ネイチャーゲームは直接体験。テレビ電話や動画じゃ無理!と、思い込んでいました。しかし、ITと直接体験のよい所を組み合わせることで、ネイチャーゲームはコロナ禍でも多くの人を笑顔にしています。例えばSNSを活用すれば、散歩で行った〈木のキャッチフレーズ〉で感じたことをたくさんの人とわかちあえます。「ハイブリッドネイチャーゲーム」はこれからどんどん広がっていくのかも!?



【楽しみ方】

①庭先や公園、散歩道などで木を眺め、キャッチフレーズを付けます。

②ペアで行う場合は、キャッチフレーズを相手に教えて、お互いにどの木かを当てます。

③木を写真に撮り、キャッチフレーズとともにSNSに投稿します。

④そのキャッチフレーズを付けた理由や感じたことを話し合ってみましょう

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情報誌「シェアリングネイチャーライフ」Vol.29 特集(デザイン:花平和子 取材・文:大武美緒子 編集:草苅亜衣)をウェブ用に再構成しました。
※冊子版の送付が可能です。「ネイチャーゲーム普及ツールの取り寄せ」をご覧いただき、お気軽にお知らせください。
(情報誌バックナンバーにつきましては在庫切れの場合がございます。ご了承ください。▶︎ウェブ版はこちらからダウンロード可能です。各号目次下部の<※PDFデータを開く>よりご覧ください。)