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子どもの心と身体を守るための6項目(チャイルドプロテクション6)

ネイチャーゲームは、"Sharing Nature with Children"という考え方に基づいています。これは、深くて大きい自然の前に佇み、そのすばらしさや豊かさに触れ、そこから得られた感動や生きることのよろこびを子どもとともに、わかちあおうという精神を基盤としています。

自然の前では、子どもも大人も対等です。ともに自然をわかちあい、学びあう存在です。ネイチャーゲームという素晴らしい自然体験活動を、これからも安全で楽しく、そして我々が自然とともに生きていくための素敵な方法として大切にしていきたいと考えています。

公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会
代表理事 日置光久



公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会

子どもの心と身体を守るための6項目 (チャイルドプロテクション6)
目的

子どもが安心してネイチャーゲーム・シェアリングネイチャー活動をできる環境作りを促進し、大人からのあらゆる暴力、責任放棄、差別、および子どもの権利に反する行為から子どもを守るために、子どもの心と身体を守るための6項目を作成しました。

*定義
・子どもとは、18歳未満のことをいいます。
・大人とは、ネイチャーゲーム指導者及び、ネイチャーゲーム・シェアリングネイチャー活動に関わる人で、保護者、イベントスタッフを含みます。

行動規範(以下の行為は許されません)



  • 1 心理的暴力について
    大人が子どもに対して、言葉や態度で、侮辱、攻撃、嫌がらせ、見下す、無視、軽視する、優劣をつけるなど、心を傷つける行為。

  • 2 身体的暴力について

    大人が子どもに対して、頭、平手、拳、足や物などを使い暴力を振るい身体を傷つける行為。

    補足)暴力の行為には、力の強弱は関係なく、軽くはたくなども含まれます。 

  • 3 性的暴力について

    大人が子どもに対して態度や言葉で不適切な行為をすること。また身体を触るなど性的な接触や性的リスクにさらす行為。

  • 4 責任放棄について

    子どもが暴力、いじめなどの被害にあっている状況を無視し、子どもを保護する責任を放棄すること。

  • 5 差別について

    特定の子どもを差別したり、他の子どもと異なる扱いをすること。

    補足)大人が子どもの個性や多様性を認めず疎外する、または、特定の集団(宗教や国籍など)を排除したり、見下したりする行為も含みます。

  • 6 情報の不適切な利用について

    イベント開催・運営で得た子どもの情報(個人情報、写真やイラスト等肖像画)を個人で所有すること。

    また、個人の情報を目的外で使用をしたり、個人的に連絡をしたりすること。

    補足)子どもが写る映像などは、子ども及び保護者の許可なく撮影、所有、使用、保管することはできません。

参考資料:子どものセーフガーディング公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン