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【自然災害対策委員会】忘れてはいけない、3.11

2020.03.06


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連日、テレビや新聞で新型コロナウィルスのニュースが報道されるなか、9回目の3.11が近づいてきました。

長い間の仮設住宅暮らしを強いられた後、多くの方が復興住宅に移りましたが、"あの日"の記憶は消えることはないでしょう。いまだに元いた町に帰れない方、仕事に復帰できない方、多額の負債を抱えている方、そして大切な人が見つからず辛く苦しい日々を送っている方。9年経った今も"あの日"の時計が止まったまま、なかなか針を先に進められない方もいることでしょう。

今は、新型コロナウィルスの蔓延が心配で、東京オリンピック・パラリンピックが開催されるか否かで、皆がやきもきもします。新聞もテレビも3.11関連の報道は少しだけで、眼の前に直面する課題に多くの人が頭を抱え、今日をどうするかで精いっぱいかもしれません。感染拡大を心配して大切な3.11追悼式典を中止にする自治体も増えています。

でも、世間がコロナで揺れ動いても、式典が中止になっても、3.11は忘れてはいけないのです。

"あの日"以降、私たちの仲間は長年"全国銘菓お茶っこ広場"という場で宮城や岩手で被災された方々への支援活動を続けてきました。

その活動を引き継ぐ形で、毎年のように各地で起こる自然災害の被災者を支援する場として、私たちの仲間が個人や団体で「シェアリングネイチャーカフェ・こびる」(熊本県)や「小屋浦町有住宅集会所お茶っこ広場」(広島県)、その他のボランティア活動で支援を続けています。

「人が自然を尊重し共生する社会の創造」を目指す私たちの団体は、3.11を単なる災害として記憶するのではなく、団体の根幹にある理念"シェアリングネイチャー"の視点で見ることを学びました。

シェアリングネイチャーは、人と自然、人と人のあるべき姿を見つめ直すキーワードでもあります。この理念が自発的な支援活動を生み、その思いが今も各地での支援活動につながっているのです。地球温暖化の影響か、世界では毎年のように大きな自然災害に見舞われます。災害のたびに辛い体験や苦しい生活を余儀なくされている方がいます。被災者や被災地を"自分ごと"として受け止める感性こそ、シェアリングネイチャーそのものであり、3.11から私たちへのメッセージでもあるのでしょう。


もうすぐ3月11日...ふたたび九年前を思い出し、震災により亡くなった方々やその家族、被災された方々、被災地の自然と人々の生活に思いを馳せてみる時間をとってみませんか。



公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会
自然災害対策委員長
井上 満