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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.15<雨水を飲んでみた>(2020.02.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO14

〈雨水を飲んでみた〉

畑には雨水を貯めるタンクがあって、野菜の水やりや農機具を洗うのに使っている。

水道がないからこの雨水タンクは本当にありがたい。

以前は木桶に溜めていたが壊れる寸前だったので思い切って市販のタンクを購入した。

500l入るこのタンク、雨水とはいえいつもきれいな水が出てくるので試しに飲んでみることにした。

もちろん生ではなく煮沸してだ。今日は天気が良かったので、湯沸かしはソーラークッカー。20~30分くらいでお湯が沸いて早速飲んでみることにした。

初めはじっくり味を確かめるために白湯で。

タンクに溜まっていた雨水に少し抵抗はあったが、「煮沸してあるから大丈夫」と言い聞かせて飲んでみると、まったく問題なく飲める。

鉄瓶で沸かしたせいか心なしまろやかな口当たりでなかなか旨い。次は、レモングラスを刻んでハーブティーとして飲んだが、美味しく飲めた。

考えてみれば、山小屋の水はほとんどが雨水か雪解け水だし、いまだに水道が行き渡ってないところは世界中至る所にある。

日本だって100年前はほとんどが井戸水や川の水を使っていたのだろうし当然雨水も使っていたはずだ。

今は塩素消毒された安全な水が簡単に手に入るのでわざわざ雨水なんて飲まないが、降ったばかりの雨なら問題なく飲めるだろう。

煮沸すればさらに安心である。日本は水が豊かな国だから水をそれこそ"湯水のごとく"使っているが、地震や台風などの自然災害で水道が使えなくなると途端にパニックに陥る。どんなに水が豊かにあっても、水道管が壊れたら当たり前のことだが蛇口に水は来ない。

非常時に備えてペットボトル入りの水も備蓄しているが、日常的に降る雨をもっと活用できるよう工夫が必要と思った。

とりあえず、畑には常時500lの水が溜まっているので非常時には何とか過ごせる。

"飲める"ことも分かったので、どっしりと構えていられる。野菜の水やりや農機具洗浄だけではもったいない。

今度はこの水でご飯を炊いてみよう(^O^)/! 

 

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