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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.16<命の繋がり>(2020.02.24)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO16

〈命の繋がり〉

草が大きくならないうちにとりあえずトラクターで耕耘(こううん:耕すこと)する。

狭い畑といってもいちいち鍬で掘り起こすのはとてもじゃないがやりきれない。

トラクターで耕せばあっと言う間だ。大した力も使わず気持ちよく作業できる。

さて、一畝耕して方向転換してみると、耕耘したての土の上に何やらせわしなく動き回るものが多数!

すぐに"ムクドリ"と分かる。どこで見てたのか掘り起こされた畑に飛んできて、しきりに何かついばんでいる。

恐らく土の中に隠れていた虫を我先にと突っついているのだろう。"トラクターが動けば餌にありつける"と学んだのか、あるいは単に虫が動き回っているのを"鳥の目"で素早く見つけたのか?

いずれにしてもまだ虫が少ないこの時期、棚ぼた式にタンパク質が食べられるのはきっとラッキーだったに違いない。

土中に隠れていた虫には気の毒だが、こうして誰かの命を支えるために誰かの命が食べられていく。

決して無駄にはならない。食物連鎖を構成している一つ一つの輪っかはそのまま命の繋がりであり移動である。

移動した命は巡りめぐってまた戻ってくる。

その輪っかの中に人もいるはずなのだが、人の命は一方通行。誰かに繋がっていかないのが悲しい。


▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№16.pdf

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