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スタッフブログ

2021年7月の記事一覧

代表理事就任のご挨拶

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このたび、西澤信雄の後任といたしまして代表理事に選任されました日置光久と申します。
前職の西澤さんが、10年という長きにわたり、この団体を発展させてこられたことは大変なご苦労があったことだと思います。心より、尊敬と感謝の意を表します。
はたして私がどこまでできるか、はなはだ心許ないのですが、皆様のご支援をいただきながら、誠心誠意努めさせていただきたいと思っております。

平成の初期にネイチャーゲームに出会って、その理念と斬新でシンプルな方法論に魅了されたことを覚えています。あれから30余年、世の中はAI、IoT、5Gなどデジタルな用語が飛び交っています。
そして、様々な変異型を伴った新型コロナ。自然は我々から遙かに遠ざかってしまったように思われます。


しかし、言うまでもなく、自然は我々人間を超えた大きな存在です。そもそも我々人類も、自然の中から生まれ、これまで進化してきたのです。そして、これからも。
「自然との一体感」は、人がよりよく生きていく上での不変の原理です。ネイチャーゲームは単なる方法や手段ではなく、この原理をいただく一つの「思想」だと考えています。ポストコロナの時代、この思想の本質が再認識され、「シェアリングネイチャー」の本領の場が現出してくると思います。
ともに歩いて行ければと思っています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

                             2021年7月 日置光久


今日のハッピーラッキーネイチャー[2021/7/6]

07月06日の「#ハッピーラッキーネイチャー」!

新型コロナウイルスの影響を受けて新しい生活様式へのシフトが進む中、全国各地の自然を愛し野外活動に取り組む仲間たちとともに「自然を感じる」ことを提案できないかとアイデアを出しあっています。地域ごと、ご家庭ごと、関係主体ごとに状況が違うことと思います。みなさまの日々に活かせるもの、ホッとできるものを少しでも届けられていれば幸いです。

※この記事はハッシュタグを元に引用させていただいています


 <ハッピーラッキーネイチャープロジェクトについてはこちらから!>
  【取り組み】ハッピーラッキーネイチャープロジェクト[コロナに負けない外遊び]

 <もっとたくさんご覧になりたい、という方はこちらから>
  #happyluckynature     ▶ Facebook Instagram
  #ハッピーラッキーネイチャー ▶ Facebook Instagram
  #コロナに負けない外遊び   ▶ Facebook Instagram


  • 21年07月06日
  • 投稿者:ハッピーラッキーネイチャープロジェクトメンバー
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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-173〈てのひらかいじゅう〉(2021.7.5)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-173

〈てのひらかいじゅう〉

"てのひらかいじゅう"と言う子ども向けの本がある。手の平サイズのトカゲやカナヘビ、ヤモリはサイズこそ小さいがまるで怪獣そのもの、子どもに大人気だ。雨が上がりちょこっと日が差した時間に石の上でカナヘビが"ひなたぼっこ"をしていた。変温動物の彼らにとってこの晴れ間は貴重なのだろう。子ども達に見つかったらそれこそ災難、いつでも逃げられる準備が必要だ。隠れる場所も日向ぼっこする石も、何より餌となる小さな虫がたくさんいるので、この小さな怪獣たちは庭でよく見かける。時々孫の遊び相手にされるという受難も待ち受けているが、それでも個体数が多いので頻繁に目にする。怪獣の棲みかと餌の確保という名目で、伸び放題になった草はしばらくそのままにしておこう。

▶PDF版をダウンロードする 2021.7.5 NO152-173 てのひらかいじゅう.pdf

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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-172〈こんな名前に誰がした!〉(2021.7.3)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-172

〈こんな名前に誰がした!〉

ワルナスビ"、誰がつけたこんな名前!。茎にも葉の裏にも鋭いトゲを持ったのは、敵から防御するためだ。自分の身を守るため長い時間をかけて進化してきたのに、悪者呼ばわれする筋合いはない。トゲがあるのが悪いなら、ほかのものもワルをつければいい。"ワルキューリ"、"ワルミカン"、"ワルキンカン"、"ワルバラ"、"ワルタラ"。みんなトゲがあるのにワルがつかないのは、人の役に立っているからだ。食用として、観賞用として。俺たちは人の役に立たないから"ワルナスビ"だ。人の役に立たないものや人に害を与えるものには、酷い名前がつけられてしまう。"ヘクソカズラ"、"ママコノシリヌグイ"、"クサギ"、"ヌスビトハギ"、"ボロギク"、、、。なんてひどい名前をつけたものだ。ならば見方を変えて、この世で一番恐ろしく、俺たち植物にも動物にもなんの役にも立っていないニンゲンはなんと呼ばれているか、教えてあげよう。

・ミミズからは、"ビッグフットキラー"(でかい足でいつも踏みつぶされる恐ろしい存在)
・ゴキブリからは、"殺虫鬼"(見つけられたら毒薬スプレーで瞬殺されてしまう)
・イモムシからは、"偏見野郎"(人に害を与えない仲間でも怖がられる)
・ドクダミからは、"ヒキヌキオニ"(手当たり次第引っこ抜かれてしまう)
・そして俺たちワルナスビは、"ワルデカヤクタタズ"と呼んでいる。
ニンゲンだけがこの地球上に住んでいると思ったら大間違いだぞ!!

▶PDF版をダウンロードする 2021.7.3 NO152-172 こんな名前に誰がした!.pdf

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全国ネイチャーゲーム研究大会 from 神奈川 レポート8(全8回予定)

2021年6月5〜6日に開催されました「全国ネイチャーゲーム研究大会from神奈川」。
初のオンライン開催を試行錯誤し実現いただいた神奈川県シェアリングネイチャー協会のみなさんから、開催レポートが届きました!

その8!最終回です!


【二日目の午後の部 後半】です!

昨日から、動画視聴スタートしています!
視聴期間は2ヶ月間です。
動画がたっぷりあるので、お申込みはぜひお早めに!



(20)全体会

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シェアリングネイチャー奨励賞2020年度団体部門の表彰式を行いました。優秀賞に選ばれたのは、秋田県シェアリングネイチャー協会。昨年、数年かけて準備を重ねた秋田県での研究大会開催を中止せざる得なくなり、その無念な気持ちはいかばかりだったかと思います。その努力と貢献を讃えての受賞でした。今年は昨年実施予定だったブナの森の体験を秋田タイムで披露していただき、秋田メンバーの笑顔を大会参加メンバーとともに共有できて感慨深いものがありました。  

その後は、神奈川県協会各地域の会他が実施したワークショップや夜のカフェタイムの企画など、主催メンバーが次々登場し、感想や見どころなど話していただきました。というのも今回は後日の録画視聴が可能。観たい!と思えば、全部のワークショップをのぞいてみることもできるのです。実施し終えたメンバーの表情の中に、とにかくやりきった安堵と達成感を感じることができました。


レポート:三好直子



(21)閉会式

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予想に反してなんと100名を超える方に参加していただきました!オンラインというそれぞれの参加状況で、閉会式まで一体何名の方が残って下さるのか?不安がありましたので、びっくり!

能條実行委員長は挨拶の中で、「オンライン後だから見えてくる対面の意味」という宿題を投げかけられました。続いて、徳島の方々による次回大会PR動画で、思いはすっかり来年に!そんなに素敵な大会ならぜひ行きたいという楽しみな気持ちが広がりました。最後は井上事務局長からの神奈川県スタッフの思いの詰まった挨拶と記念撮影。何枚にも渡る 集合写真 は壮観でした。

オンライン開催初挑戦の神奈川県を応援して下さった方々に感謝の気持ちで一杯でした。


レポート:佐藤久美子




録画視聴 7/1にスタートしました!


録画視聴の詳細・お申し込みはこちらから!
http://site.wepage.com/kanagawa-naturegame/20210208182231
ネイチャーゲームリーダー・会員でない方もお申し込みいただけます。

イノッチのシェアリングネイチャー No.152-171〈ヤブミョウガ〉(2021.7.2)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-171

〈ヤブミョウガ〉

公園の林縁にヤブミョウガが咲き出した。小さな白い花がごちゃごちゃ集まって、薄暗く陰気な林をひと際明るく照らし出している。白いかんざしのような花は遠くから見るとシラサギのようにも見え、まさに"掃きだめに鶴"だ。雨の中だったので花のつくりを詳しく観察しなかったが、帰って調べてみたら同じ株の中に雄花と雌花があるとのこと、見逃してしまった。漠然と見ていては気づけないのだ。次回、じっくり観察してみようと思う。ミョウガの名前がつくが、ツユクサの仲間で、本物のミョウガはショウガの仲間。どうやら葉っぱがミョウガに似ているのでヤブミョウガとなったらしい。一つ一つの花はなかなか可愛いのに、まとまってしまうと野暮ったくなってしまう。これも虫を呼びよせる作戦なのだろうか?薄暗い藪に咲く白い塊は、虫でなくとも何か引き寄せるものがある。

▶PDF版をダウンロードする 2021.7.2 NO152-171 ヤブミョウガ.pdf

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全国ネイチャーゲーム研究大会 from 神奈川 レポート7(全8回予定)

2021年6月5〜6日に開催されました「全国ネイチャーゲーム研究大会from神奈川」。
初のオンライン開催を試行錯誤し実現いただいた神奈川県シェアリングネイチャー協会のみなさんから、開催レポートが届きました!

その7!
【二日目の午後の部 前半】です!

そして、なんと!
本日、動画視聴スタートで〜す!

参加いただい方はメールチェック!
動画視聴に申し込みいただいた方もメールチェック!



(16)オンラインで海にふれよう感じよう~海からの贈り物みーつけた!~

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よこはま湘南ネイチャーゲームの会


初夏の賑やかな磯の映像でスタートしました。由比ガ浜の漂着クジラの話から、神奈川県のプラごみゼロ宣言の紹介を。家にある「海から来たもの」と一緒の自己紹介では、海の幸、宝物、漁具プラスチック、ビーチグラス、農業肥料等、海に関する会話が広がりました。

そして様々な色・模様・形の貝の写真集を見ながら、グループで自由に感性を重ねて読み札を作り、カルタとりをしました。じっくり見た貝はどれもが印象深く、多くの方に「楽しかった」と感想をいただき、スタッフ一同感激しています。

最後はフリートークで海の活動体験談、海への想い、ビーチクリーンとのコラボ案、海洋汚染の現実など、海への関心を深めることができました。


レポート:稲垣友紀子



(17)キラキラえがお、小さな子どもたちのセンスオブワンダー 〜3歳児向けネイチャーゲームわくわくアレンジ〜

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グリーン相模原シェアリングネイチャーの会

まず、幼稚園での『木の葉のカルタとり』の実践事例を幼稚園教諭の渡辺さんに紹介していただきました。その後、「3歳児がネイチャーゲームを楽しむにはどうすれば良いか」工夫・導入や言葉かけ・準備について、グループにわかれて話し合いを行いました。5つのゲームの中から、自分が話し合ってみたいゲームを選んでいただき、グループわけを行いました。その後、グループをシャッフルして別グループで、これまでの話し合いをシェアする時間を設けました。 参加者一人一人が主役となり、実践に向けてのアイデアを出し合い、わかちあうことができました。実践経験豊かな方からの話をお聞きする事もできました。参加者の皆さんが、今後キッズ向けの実践を行う際に役立てていただけたらと思います。


レポート:足立直子



(18)オンラインで広がるネイチャーゲーム~今だからこそ、やってみよう!~

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さがみシェアリングネイチャーの会

全国研がオンライン開催になり、各担当者がそれぞれのワークショップをオンラインで実現することに苦心しました。そんな中私たちのワークショップはオンラインを手段としてではなく主役に捉え、ネイチャーゲームの楽しさを倍増し、ネイチャーゲームを広げる可能性を提案する時間と考えました。 事前に「さがみのネタ(かおりの素)」を参加者に送ることからワクワク感を演出し、当日の<ノーズ><音いくつ><かおりのしおり>で、参加者と神奈川を一気につなぎました。 北海道から沖縄まで文字通り全国からの参加者(38名)をそれぞれの場所は違っても、『同じ時を過ごす』仲間へと変えることができました。  

レポート:小林浩一


今回のオンラインでネイチャーゲームは、参加者に同じ香りのものを郵送して、参加者が同じ香りを共通で認識して<かおりのしおり>を行うというところがポイントです。 香りをテーマとして、離れていて、同じ場所にいない人たちがどうやって香りを共有できるか という点がこのオンラインでネイチャーゲームのアクセントだったと思います。

レポート:田川裕則



今回のもう一つの観点として、ほかのワークショップは、三浦YMCAで企画したものをオンラインにしたので、神奈川感が入っているけど、さがみのテーマから、神奈川感は伝わってこないので、オンラインになったけど、ワークショップの中で、神奈川を感じて欲しかった部分です。

レポート:岡田 彰



(19)コロナ×安全シェア会

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日本シェアリングネイチャー協会(安全対策委員会)

新型コロナウイルスにどう向き合うか試行錯誤をはじめて一年以上が経ちました。一斉休校に、緊急事態宣言、移動自粛、ソーシャルディスタンスにニューノーマル・・・感染者数・重症者数の増減に日々注意を向ける日々。コロナ疲れ、コロナ鬱といった言葉に象徴されるように、誰もが多かれ少なかれ不安の中にありました。
行政が新たな指針・方針を出すたびに、日本協会としても指針の改定におおわらわ。そして地域ごとに、それぞれの実情に向き合う必要があり、みんなが大変・・・ネイチャーゲームだけでなく、自然学校のみなさんや、森のようちえんのみなさんも同じように、それぞれにできることを模索してきました。

でも、見えてきたこと、わかってきたこと、良い意味で社会が変わったこともあります。
この大会こそまさにその象徴。「できない」と諦めるのではなく、「できることをやろう!」。
神奈川県シェアリングネイチャー協会の仲間たちの前向きな気持ちが、この大会を実現し、約180名の仲間がオンライン上で集うことができました。

そして、「最近、どうもイベントへの申し込みが多い」という声が各地から。
いまこそ、私たちネイチャーゲーム、自然遊び、自然体験が求められていますね。

「できない」と諦めずに「できること」を。今こそ試行錯誤していきましょう!


レポート:藤田航平(安全対策委員会事務局)




録画視聴 本日スタートしました!


録画視聴の詳細・お申し込みはこちらから!
http://site.wepage.com/kanagawa-naturegame/20210208182231
ネイチャーゲームリーダー・会員でない方もお申し込みいただけます。

イノッチのシェアリングネイチャー No.152-170〈異常な光景〉(2021.7.1)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-170

〈異常な光景〉

雨で畑に行けなかったので「13歳からのレイチェルカーソン」を読んだ。尊敬するT先生から紹介された本だ。雨の合間に散歩していたら本を読んだせいか、茶色く枯れた草があちこちで目に付いた。除草剤がまかれた駐車場、空き地、線路・・・、至る所で異常な光景が見られた。冬に撮った写真ではない。今日撮ったものだ。梅雨時、草木が一番伸びる時期にこんな光景は異常だ。目の前の草を枯らすだけなら許せる。だが、まかれた農薬はそこに住む生き物にも影響を与え、その後地中にも染み込む。土壌や地下水が汚染されやがて川から海へと流れ込む。「沈黙の春」が発表されて約60年、DDTの使用は禁止となったが、依然として大量の農薬が散布され続けている。この本のなかには「私たちの住んでいる地球は自分たち人間だけのものではない」という一文が何度も出てくる。地球上には人間よりはるかにたくさんの命が息づいていることを決して忘れてはいけない。

▶PDF版をダウンロードする 2021.7.1 NO152-170 異常な光景.pdf

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