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2020年2月の記事一覧

[埼玉県会場]リーダー養成講座(2020.2.22-24)のレポート

皆さんこんにちは!

2月22〜24日に、埼玉県入間市で行われたリーダー養成講座の写真が届きました。

2泊3日のNEAL付き講座で、総勢18名が参加しました。

さすが「もてなしの埼玉」! おやつタイムもたくさんあり、仲間同士の交流の時間も多く、楽しい雰囲気だったようです♪



DSC_0318入間養成講座集合写真2.JPG参加者の皆さんからは

「個性豊かなメンバーと、充実した3日間をおくることができました!」

「職場では得られない感覚で、とても新鮮でした。」

「もっとネイチャーゲームに関わりたいと思うようになりました」

などの声を頂きました!

埼玉県会場の皆さま、講師の箱崎さん、お疲れ様でした。


ネイチャーゲームリーダーのご案内

ネイチャーゲームリーダー養成講座開催一覧


イノッチファームでシェアリングネイチャー No.17<ルバーブの植え替え>(2020.02.26)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO17

〈ルバーブの植え替え〉

ルバーブの栽培を始めたのはかれこれ7~8年前になるだろうか。

それまで聞いたこともない野菜だったが、ひょんなことから栽培が始まった。

日本名はショクヨウダイオウと言うらしいがメジャーな野菜ではない。

最近でこそ知っている人が増えたが、栽培したての頃は知っている人は1割程度。

本ではまだまだ知名度が低い野菜だ。

南シベリアが原産で寒さには強いが暑さに弱い作物。このルバーブ、茎を食べるのだが、ジャムにするとめっぽう旨い。というか、ジャムでしか食べられない。

サラダでも食べられるというがあまりの酸っぱさに、かじった途端吐き出したくなるほどだ。

リンゴやイチゴ、ブルーベリー、ユズ、キンカンといろんなジャムを作るが、ルバーブジャムが一番簡単であっと言う間にできる。

4月ごろから11月頃まで次々に収穫できるので、ジャムはいつでもいくらでもできるという優等生!

しかし、3〜4年もすると太い根が張ってくるので株分けして植え替えないといけない。

直径4~5cmになった太い根が絡み合いながら40~50cmほどの深さまで伸びている。

これをスコップで掘り起こして絡み合った太い根を切り離すのはかなり重労働!

大変だがこれをしないと茎はだんだん細くなってしまう。

ここ3~4年ほど前からルバーブジャムを美味しいと言って食べてくれる人が増え、畑で作ってその場で食べる機会が増えた。

なぜか女性の方が好きな人が多く、出来立て熱々のジャムを満面の笑顔で食べてくれる。

生産者にとっては"美味しい、おいしい"といって食べてもらうのが何よりの喜びであり至福の瞬間でもある。

そんなイノッチファームでのルバーブジャム作りの様子はまたの機会に・・・・。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№17.pdf

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台風19号被災地域の支援活動に〈カモフラージュ〉!?

皆さんこんにちは。豊国です。

コロナウイルスのニュースが連日、世間を騒がせていますね。

私は、自分の免疫力を高めることで対抗(?)したいなと思っています。

基本的な手洗い・うがいに加えて、十分な睡眠、適度な運動、瞑想、健康的な食事を心がけています!(なるべく、ですが...)

あまりパニックになったり、過度に怯えることなく、心身ともに健やかでいれば感染しない!・・・はずです。

さて、少し前の話ですが、2月9日に栃木県でのボランティア活動に参加し、去年の台風19号によって被災した農地の復旧作業に関わってきました。

DSC_0640.JPG

この場所は、近くの河川が氾濫し、かなり高い場所まで水に浸かりました。

電柱に引っかかったままになっている藁の高さがそれを物語ります。

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そして水が引いた後も、農地には、流れてきたゴミが一面に散らばっています。

この日は、この農地のゴミ拾いと、民家の裏などに散らばった藁の撤去をしました!

参加しているボランティアは全部で10名ほどいました。近隣から参加している人もいれば、レギュラーで何回も参加している人もいるようです!

私は、といえば、台風19号の被害に未だ苦しむ人がいるのに、自分はすっかりそれを忘れていたなぁと反省。

DSC_0638.JPG

広い農地でゴミ拾い。その殆どが、お菓子の空き袋やら、ペットボトルやら、プラゴミです。

これらは分解されることなく、ずっと土に残ってしまいます。

プラスチックを作った人も、使った人も、その時には何の悪意もなかったはずだけれど、一度災害などの不測の事態が起きると、収拾のつかないことになってしまうのだなぁと思います。

SDGsの17ゴールの1つ、「つくる責任、つかう責任」の言葉の意味が、目の前の状況と合わさってひしひしと伝わります。

DSC_0639.JPG

そしてゴミ拾いをしながら、ふと(あ、これ、リアル〈カモフラージュ〉じゃん。)と。

もしかして、ネイチャーゲームとボランティア活動もなにかコラボレーションできそうだな・・・そんなことを思いつつ、作業しました。

最終的にはゴミ袋10袋以上のゴミを回収することができました!

私は今回、NPO法人トチギ環境未来基地https://www.tochigi-cc.org/)さんのボランティア活動に参加してきました。

3月いっぱいまだボランティアを募集しているようなので、お時間のある方はぜひ、現地へ行ってみてください。


イノッチファームでシェアリングネイチャー No.16<命の繋がり>(2020.02.24)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO16

〈命の繋がり〉

草が大きくならないうちにとりあえずトラクターで耕耘(こううん:耕すこと)する。

狭い畑といってもいちいち鍬で掘り起こすのはとてもじゃないがやりきれない。

トラクターで耕せばあっと言う間だ。大した力も使わず気持ちよく作業できる。

さて、一畝耕して方向転換してみると、耕耘したての土の上に何やらせわしなく動き回るものが多数!

すぐに"ムクドリ"と分かる。どこで見てたのか掘り起こされた畑に飛んできて、しきりに何かついばんでいる。

恐らく土の中に隠れていた虫を我先にと突っついているのだろう。"トラクターが動けば餌にありつける"と学んだのか、あるいは単に虫が動き回っているのを"鳥の目"で素早く見つけたのか?

いずれにしてもまだ虫が少ないこの時期、棚ぼた式にタンパク質が食べられるのはきっとラッキーだったに違いない。

土中に隠れていた虫には気の毒だが、こうして誰かの命を支えるために誰かの命が食べられていく。

決して無駄にはならない。食物連鎖を構成している一つ一つの輪っかはそのまま命の繋がりであり移動である。

移動した命は巡りめぐってまた戻ってくる。

その輪っかの中に人もいるはずなのだが、人の命は一方通行。誰かに繋がっていかないのが悲しい。


▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№16.pdf

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.13<草刈り作業>(2020.02.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO13

〈草刈り作業〉

暖冬暖冬とぬるま湯につかっている間にあっと言う間に畑は草だらけ!

かわいいホトケノザが咲きだしたのはついこの前だったのにもう30~40cmの高さに成長している。

彼らは他の草が伸びる前に花を咲かせタネをつける戦略で、こんなに早くからグングン育っている。

手でむしればいいのだが、かがんでやる草取りは腰に来るし年寄りにはきつい作業。草刈り機で刈ることにした。

機械を使えば30分ほどで終わる楽な作業だ。でもプロの農家はそうはいかない。

ひろーい畑の草取りは重労働で除草剤を使わないとやっていけない。仕方なしに使っている人も多いのだろう。

有機農法や自然農法では広い畑でも農薬は使わない。

詳しくは知らないがかなりの時間と労力をかけて手作業でやることが多いはずだ。

だから、野菜の値段が高くなるのは当たり前。以前通りがかりの方に「ダイコンは売ってくれないの?」と聞かれたが、手間暇かけて育てたダイコンを缶コーヒー1本と同じ値段ではとても売る気になれない。

1,000円なら売ってもいいけどネ(^O^)」とにっこり答えておいた。

近代農業は除草剤を始めとした農薬、化学肥料を使うのは当たり前になっていて、重労働である農作業がそれで楽になっている面は確かにある。

一方で作業は大変だがなるべく環境に負荷を与えず、安全でおいしい野菜を作ろうとしている人もいる。

どっちの野菜を選ぶかで市場に出回る野菜の量が決まるのだろう。

17年前、亡くなった父から受け継いだ畑が草だらけで途方に暮れた末除草剤を買った。

買ったけど結局使えないままここまで来ている。きっとこれからも使わない。

いろいろな農法があっていいと思うがあらゆる命を育む大地をこの手で汚すことはできない。

草を刈った後はお日様が当たって絶好の芽吹きのチャンス!次のタネが芽を出そうと手ぐすね引いて待っている。

1週間もすると小さな草がびっしり生えてくるので、それと競争で野菜のタネを蒔かなければならない。

いつも5月の連休あたりまではなんとか競争に勝てるのだがそれ以降はいつも草に負けてしまう。

今年こそは草に負けないよう農作業に励みたいのだが・・・・。

 

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№13(pdf

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.14<たい肥の発酵熱>(2020.02.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO14

〈たい肥の発酵熱〉

化学肥料を使わないイノッチファームは、知り合いの養鶏所からの発酵鶏糞と近所のふれあ
い動物園からのたい肥の元を肥料として野菜を育てている。
鶏糞はすでに発酵済みなので問題ないが、動物園からのいただき物はその日に園舎を掃除し
て出た糞やおがくず、干し草、食べ残しの野菜くずなどでそのままでは使えない。

しばらく放置してたい肥にしてから畑に入れる。驚くのはこの時の発酵熱!畑に運び込まれた日はなんと70度以上にもなっていた。手を入れたら熱くて10秒も持たなかった。

目に見えないほどの微生物が有機物を分解する際に出す熱でこんなにも高温になる。

太陽熱で温められたわけでもなく、ガスや薪が燃えているわけでもなく、"分解"という過程の中で出る熱エネルギー、ただただ驚くしかない。

今はいろいろな研究が進んでいてこの熱を温室用に使ったり温水に変換したりして利用しているところもあるようだ。

微生物による発酵の過程は日を追うごとに弱まり、発酵熱も下がっていく。

多分夏ころには左のようなたい肥となって野菜つくりに貢献してくれるはずだ。

キムチ、納豆、ヨーグルト、チーズ、ビール、日本酒・・・。発酵食品にはずいぶんお世話になっている。

人間にとって有益なものを発酵と呼び、有害なものを腐敗と呼ぶらしいが、腸内細菌を含め、
目に見えない多くの生き物によって生かされているのは間違いないのだ。
 

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№14(PDF)

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.15<雨水を飲んでみた>(2020.02.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO14

〈雨水を飲んでみた〉

畑には雨水を貯めるタンクがあって、野菜の水やりや農機具を洗うのに使っている。

水道がないからこの雨水タンクは本当にありがたい。

以前は木桶に溜めていたが壊れる寸前だったので思い切って市販のタンクを購入した。

500l入るこのタンク、雨水とはいえいつもきれいな水が出てくるので試しに飲んでみることにした。

もちろん生ではなく煮沸してだ。今日は天気が良かったので、湯沸かしはソーラークッカー。20~30分くらいでお湯が沸いて早速飲んでみることにした。

初めはじっくり味を確かめるために白湯で。

タンクに溜まっていた雨水に少し抵抗はあったが、「煮沸してあるから大丈夫」と言い聞かせて飲んでみると、まったく問題なく飲める。

鉄瓶で沸かしたせいか心なしまろやかな口当たりでなかなか旨い。次は、レモングラスを刻んでハーブティーとして飲んだが、美味しく飲めた。

考えてみれば、山小屋の水はほとんどが雨水か雪解け水だし、いまだに水道が行き渡ってないところは世界中至る所にある。

日本だって100年前はほとんどが井戸水や川の水を使っていたのだろうし当然雨水も使っていたはずだ。

今は塩素消毒された安全な水が簡単に手に入るのでわざわざ雨水なんて飲まないが、降ったばかりの雨なら問題なく飲めるだろう。

煮沸すればさらに安心である。日本は水が豊かな国だから水をそれこそ"湯水のごとく"使っているが、地震や台風などの自然災害で水道が使えなくなると途端にパニックに陥る。どんなに水が豊かにあっても、水道管が壊れたら当たり前のことだが蛇口に水は来ない。

非常時に備えてペットボトル入りの水も備蓄しているが、日常的に降る雨をもっと活用できるよう工夫が必要と思った。

とりあえず、畑には常時500lの水が溜まっているので非常時には何とか過ごせる。

"飲める"ことも分かったので、どっしりと構えていられる。野菜の水やりや農機具洗浄だけではもったいない。

今度はこの水でご飯を炊いてみよう(^O^)/! 

 

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№15.pdf

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[風戸通信]引退試合開催決定!

いきなりですが、これ、なんだと思いますか?

みたて
掛け軸の風景
一文字の森
ダッシュ
エッジング
木はいいなぁ
逆光の葉
カラーフィルター
現場のカタルタ...


それはねぇ、今まで私が思いついた新アクティビティの名前なんです。
オリジナルが61個と、他の方のアイデアながら「これはおもしろい」と自分で勝手にアレンジしてやっているものまでを含めると69個あります。

IMG_4919.JPGこれらのアクティビティは、フォローアップセミナーや教員免許状更新講習、お呼ばれした講師活動でちょくちょくやってきました。

今回、これらのオリジナルアクティビティや自分のネタになった講義・室内での演習活動などをできるかぎり最後にご紹介できる花道をいただくことができ、セミナーという形でみなさんとご一緒できることとなりました。

題して、山口哲也引退興行...引退試合...やりたい放題...大感謝祭...お別れの夕べ...
勝手にプロレス風な命名をしました(^o^)
相撲風に「断髪式」にしようかと思いつきましたが、断髪する髪がないやないかと!

5月1日(金)2日(土)の日帰り2日Aコースと5月30日(土)、31日(日)の日帰り2日Bコースの計4日間。すべて違うネタのオンパレード!

詳しくは3月に届く情報伝言板をご覧ください。
各会場先着で24名様まで!
しかも、今回は5月1日の午前だけ、午後だけ、夜だけというような1コマいくらというコマ分割設定ですから、出られるところ、体験してみたいネタがあるところだけなど自由にお選びいただけるようにしてみました。
どのコマで何をするのかも書いておきましたので、「こことここに行こう」というような選択ができます。って、これはまるまる番宣じゃないか(^o^)

*上にあげた全部はできませんが、厳選して楽しい時間をお過ごしいただけるよう考えました。みんな来てね〜


  • 20年02月18日
  • 投稿者:風戸若葉

イノッチファームでシェアリングネイチャー No.12<ハクサイの花>(2020.02.15)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO12

〈ハクサイの花〉

暖冬のせいか、今年はもうハクサイの花が咲きだした。こんなに早く咲きだしたのは今まで
記憶にない。
あまりの早咲きに驚いているが、もっと驚くのは"エッ?ハクサイに花が咲くの?"と思ってい
る人がたくさんいること。

ハクサイだってキャベツだって植物だから花が咲くのは当たり前と、小さい頃から見慣れて
いる者にとっては常識なのだが、スーパーに並んでいる野菜(しかも食べる部分だけ)しか知
らない者には驚きなのだろう。

ニンジンもゴボウも玉ねぎも収穫しないで放っておけば花が咲くし、サツモイモだってところどころにアサガオのような花を咲かせる(サツマイモはアサガオと同じヒルガオ科)。

交配を繰り返し人の手で意図的に作られた野菜だってれっきとした植物、子孫を残すためには花を咲かせ実をならせタネをつけようとするのは必然の営み。

葉を食べるハクサイ、茎を食べるアスパラ、根を食べるサツマイモ、地下茎を食べるサトイモ、実を食べるキュウリ、そして花蕾(からい)を食べるブロッコリー。

食べるのは野菜の成長過程のどこか一部なのでその野菜の一生を見ることはない。

でも命をいただき自分の体を作ってくれている野菜の一生くらいは知っておきたいし知ることでありがたみも増す。

その感謝の気持ちは持ち続けていたい。一雨ごとに春が近づき、ハクサイの董もぐんぐん伸びる。

そしたら辛し和えにして食べよう。春の香りがしてメチャクチャうまいのだ!

久しぶりの農作業に夢中になっていたらいつの間にか日が沈んでいた。

大山丹沢の上には真っ赤に染まった雲がドラマチックに蠢いていた。明日は晴れるかな?


▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信vol.12(PDF)

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