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しまった!気配を出してしまった!

それは散歩中に起きた、不覚に思う出来事でした。(そんな重大な事か 笑)
起きたのは一瞬のことでした。
そして、後悔も一瞬で生まれました。
自分が「受信モード」で自然の中を歩いていなかったのだなぁと思いました。

それは、木に留まっていたたくさんのスズメが、僕の気配で一気に逃げてしまったのです。
たくさんのスズメがいるのを最近はあまり見なくなりました。
それだけに、パッと逃げられてしまったのは、後悔レベルです。

もしかしたら、スズメがたくさん留まっていることを僕のほうが先に気がつけば、逃さずに済んだかもしれません。
気がついて、そっと忍び足で、気を殺し、気配を消して近づくのです。
これは結構成功します。

しかし今回は、一瞬の出来事でした。このチャンスを逃してしまうとは、もったいないことをしました。
もう飛び立ったあとに気がついてもダメですね。
ネイティブアメリカンの狩り並みで歩くべきでした(笑)

スズメの木

ネイチャーゲームの指導員の心構えとして、「チャンスを逃さないで」というのがあります。
5つある心構えのうちの一つです。
ゲームの進行やおしゃべりに夢中にならず、予定調和も避けて、チャンスが起きたら、十分にそれを楽しみましょうということなのです。

それは、いつも移りゆく自然の出来事にアンテナを張り、その瞬間を逃さないということです。
自分たちが予期せぬところに、発見という喜びがあります。
予期せぬことは、きっといつも起きていて、それに気がついて楽しむことが大事です。

例えば先日、あるイベントの最中に、クジラの仲間である「スナメリ」が背びれを見せました。
スナメリが生息していることは、地元の人ならみんなが知っていることです。
しかし、実物を見たことがある人は、そう多くはありません。
海原に背びれを見せた瞬間に気がついたのは、ほんの一部の人でした。

そう、チャンスって、もしかしたら自分次第ってことですね。
周りを受動的に見て、何が起きているか観察力を磨くことが大切です。
それは人間関係でも同じですね。

深い話だと思った次第でした。


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