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ネガティブ・ケイパビリティで、自然と生きる
この度の能登半島地震で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。新聞やニュースで被災地の状況を見る度に胸が苦しくなります。
私たちはいつも自然の恵みを享受しながらも、その脅威にもさらされています。豊かな自然に恵まれている日本、反面、地震をはじめとする様々な自然災害も多いですよね。東京で生まれ育った私は、小さい頃から「首都直下地震は明日起きてもおかしくない」と言われ続け・・今でも一番怖い災害は地震です。小さな揺れにもいつもどきどきしています。
ところで、「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉があります。コロナ禍でも注目されていた言葉です。答えが出ない、すぐにはどうすることもできない、そんな宙ぶらりんの状況をそのまま受け入れて耐え忍ぶ力、と解釈しています。Google検索やらなんやらの影響でしょうか、最近はすぐ白黒つけたり、答えを性急に求めるような風潮があるような感じがしますが、実際私たちが生きるこの世界で、そんなにはっきり答えが出ることって少ない気がするのです。
災害もいつどのように起きるかが予測できませんね。そのほかにも事故・病気だってあるかもしれない、私たちの人生には不確実なことがたくさんあります。
悲しいことが起きることに極度に怯えたり、何も起きないように不自然なコントロールをしようとするよりも、それがいつか起きることを受け入れる強さ、どうにもならない状況を受け入れる忍耐も持ちたいなと思います。それが「自然と共に生きる」ことなのかもしれません・・。
被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします。
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