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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.30〈春を食す〉(2020.04.19)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO30
〈春を食す〉
今日は畑で天ぷらをした。
材料は全て畑にあった野草や木の若葉。
左から順に、柿の葉、アケビ、カラスノエンドウ、タラの芽、ヨモギ、タンポポ。
「えーっ、ホントに食べられるの?」と疑っているお客さんがいたので、スマホ で野草の天ぷらを検索。
「ほらね、ちゃんと食べられるでしょ」と安心させてから一種類ずつ順に揚げていき、そばから食べていく。
美味しさだけを追求し、人工的に交配を重ねてきた軟弱な野菜とは違って、したたかに生き抜いてきた野草の味は濃い!
人の手を借りずとも、自らのウチに蓄えた生きるエネルギーが春の日差しをいっぱいに浴びて若い葉や芽、花に凝縮している。
まさにその瞬間をいただくわけだから、ホウレンソウを食べたポパイのように体中に力がみなぎる(ような気持ちになる)。
最近の野菜は味が薄いとよく聞く。
ニンジンもピーマンもキュウリもトマトも昔のようなクセのある味がせず、水っぽくてやたらと甘い。
たまには、過酷な環境の中でも逞しく育った少し苦み走った野草を食べて、体に溜まった毒を掃除するのもいいかもしれない。
冬眠明けのクマのように(^O^)
▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№30(pdf)
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