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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-27〈氷柱〉(2021.1.9)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-27
〈氷柱〉
今朝 7 時の気温はマイナス3℃。昨日と同じくらい寒い朝。シャッターを開けると冷たい外気が流れ込み寝起きのふやけた体がシャキッとなる。
新聞を取りに外に行くと、水道のホースからつららが垂れ下がっていた。昨日庭に水まきをした際、きちんと締めなかったようだ。40㎝近くもあるつららで久しぶりに見た。
子どもの頃の家は藁ぶき屋根だったので、冬になると屋根からたくさんのつららが垂れ下がった。鋭い槍先が何十本も軒先から突き出ている光景は圧巻だ。長い棒を持って端から順に叩き落していく爽快感は今でも忘れられない。
藁ぶき屋根という特殊構造のせいかもしれないが、それだけではなく、冬は今よりずっと寒かった気がする。池に張った氷の上に乗っても割れなかったし家の中でさえ洗面器の水が凍ったりもした。霜柱やつららは当たり前に見られたし、水道管やボイラーの凍結もしばしばあった。
暖房器具の普及で冬でも快適に過ごせるようになる、車が普及して移動が楽になる、安定した電力でいつでもどこでも電化製品が使える。しかし、それと引き換えに空気中のCO2濃度は確実に増えている。自分の暮らしそのものが温暖化を招いている。冷たいつららの先っぽで頭をつついて目を覚まさないといけない。
▶PDF版をダウンロードする 2021.1.9 NO152-27 氷柱(つらら).pdf
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