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自然を楽しむ・自然から学ぶの記事一覧

五感がスルドクなるネイチャーゲーム

ランタナ

感覚を研ぎ澄ますことを重ねていると、五感がとても鋭くなるのを実感します。
ネイチャーゲームでは、視覚だけでなく、匂いや音に意識を向けることも多いものです。
土や風の匂いを感じたり、音の地図を作ったりして自然を楽しみます。
それを繰り返していると、きっと訓練されるのでしょうね。前より敏感になった気がします。

そう、今の時期は、キンモクセイの香りに包まれて、多くの人が秋を感じているはずです。(写真はランタナですが・・・)
あの豊かな香りは、戸外に出ると、真っ先に鼻先に幸せを届けてくれます。
香りひとつで、こんなに気分が変わるものだと思います。

そして今年は、「キンモクセイの香り始め」がはっきりわかりました。
昨日まで香っていなかった秋の風物詩が、ある朝、「あっ、来た!」とはっきりわかったのです。
僅かな香りだとはいえ、昨夜の風とは明らかに異なります。
全国のシェアリングネイチャー仲間が、ほぼ同時に「キンモクセイが香った」と発信していました。

きっと、ネイチャーゲームによって、五感が敏感になっているのだろうと思います。
空の高さを感じ、風の動きに耳を澄ませ、秋の香りに包まれた絶好の季節です。
今、この時を、香りでも、肌でも、音ででも、感じ、逃したくないですね。


情報誌「シェアリングネイチャーライフVOL.40」納品!

マーケティング部の、よいしょです。

情報誌「シェアリングネイチャーライフ VOL.40」が納品されました!
これから会員の皆さまをはじめ、お届けしていきます!

今号の特集テーマは「ドングリ」。
この週末の「全国一斉シェアリングネイチャーの日」のテーマ、
「ドングリで遊ぼう!」にちなんで、ゲッチョ先生こと、
盛口満さんにお話をうかがいました!

ゲッチョ流ドングリの楽しみ方を
これからのドングリライフ(!?)の参考にしてください!


さらに、今号からの新コーナーもありまっす!


SNL40nouhin.jpeg

本情報誌はスポーツ振興くじ助成金の助成を受けて制作しています。


発行日10月15日が事務局がお休みの日なので、
WEB版の公開は10月16日を予定しています。



情報誌掲載ページはこちらから

▼▼▼

https://www.naturegame.or.jp/magazine/



しまった!気配を出してしまった!

それは散歩中に起きた、不覚に思う出来事でした。(そんな重大な事か 笑)
起きたのは一瞬のことでした。
そして、後悔も一瞬で生まれました。
自分が「受信モード」で自然の中を歩いていなかったのだなぁと思いました。

それは、木に留まっていたたくさんのスズメが、僕の気配で一気に逃げてしまったのです。
たくさんのスズメがいるのを最近はあまり見なくなりました。
それだけに、パッと逃げられてしまったのは、後悔レベルです。

もしかしたら、スズメがたくさん留まっていることを僕のほうが先に気がつけば、逃さずに済んだかもしれません。
気がついて、そっと忍び足で、気を殺し、気配を消して近づくのです。
これは結構成功します。

しかし今回は、一瞬の出来事でした。このチャンスを逃してしまうとは、もったいないことをしました。
もう飛び立ったあとに気がついてもダメですね。
ネイティブアメリカンの狩り並みで歩くべきでした(笑)

スズメの木

ネイチャーゲームの指導員の心構えとして、「チャンスを逃さないで」というのがあります。
5つある心構えのうちの一つです。
ゲームの進行やおしゃべりに夢中にならず、予定調和も避けて、チャンスが起きたら、十分にそれを楽しみましょうということなのです。

それは、いつも移りゆく自然の出来事にアンテナを張り、その瞬間を逃さないということです。
自分たちが予期せぬところに、発見という喜びがあります。
予期せぬことは、きっといつも起きていて、それに気がついて楽しむことが大事です。

例えば先日、あるイベントの最中に、クジラの仲間である「スナメリ」が背びれを見せました。
スナメリが生息していることは、地元の人ならみんなが知っていることです。
しかし、実物を見たことがある人は、そう多くはありません。
海原に背びれを見せた瞬間に気がついたのは、ほんの一部の人でした。

そう、チャンスって、もしかしたら自分次第ってことですね。
周りを受動的に見て、何が起きているか観察力を磨くことが大切です。
それは人間関係でも同じですね。

深い話だと思った次第でした。


参加者が感じていることが感想と違う件

Nagasaki20230924.jpg

ネイチャーゲームの参加者の反応と、お持ちの感想がぜんぜん違う場面に遭遇しました。
その日は大人向けに、森でゆっくりする時間を提供しようとしました。
しかし実際に参加されたのはお子さんが半分。幼児も混じっています。
大人向けのプログラムをちょっと雰囲気を変えてやりましたが、喜びの顔が見られません(汗)

多くの場合は、反応を見れば、その時の満足度がわかるものです。
2時間のプログラムも後半、今日の参加者の反応はイマイチです。
しかし、最後に感想を聞くと、「いつもは育児に追われているけど、今日は癒やされて、とてもゆっくりできた」と進んで感想を伝えてくれたのでした。

びっくりです!
多くのネイチャーゲームの活動では、大人も子どもも目がキラキラとなります。
終わる頃になっても、喜びの反応が得られないことは稀なのです。
きっと気を使って、大人な感想を寄せていただいたのかと思ったぐらいでした。
しかし、そんな感じではなく、むしろ進んで、その言葉を返していただいたのでした。

それで思うのは、傍目だけで満足度を判断できないってことですね。
その時の自然にふれあった活動は、間違いなく、その人の心に火種になって残ります。
表に出る反応は今ひとつに見えても、何かしらの働きが起きていると実感させられる出来事でした。

宝探し20230924.jpgDonguri20230924.jpg


NO UNCHI, NO LIFE!「うんち展」行ってきました!(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)

こんにちは、よいしょです。
昨日ミュージアムパーク茨城県自然博物館行ってきました!


もちろん、「シェアリングネイチャーライフ39号」に
登場いただいた、後藤優介さんが担当する企画展

NO UNCHI, NO LIFE
うんち無しでは生きられない!
あなたの知らない自然のしくみ

がお目当てです!

以下、すこーしだけ写真でお届け。キャプション付き。




20230815_IMG_8428.jpegうんち展入り口からドーン!シェアリングネイチャーライフに載ってたやつ〜



20230815_IMG_8429.jpg

こだわりの剥製とのこと。
あれ中の様子です。うんち展ですから。
訳あってこの角度。訳あって白塗り。実物を見てほしい〜。


20230815_IMG_8437.jpeg

撮影者に「後藤優介」って書いてあると嬉しくなってしまうミーハー状態。
ちなみに妻も大学時代、林学の実習(オールマイティすぎる!!)でお世話になっていて、一緒にミーハーしてます。



20230815_IMG_8432.jpegこれこれ!この展示が楽しみでした〜!
くんくん、ふむふむ、なるほど、へ〜って感じ!試すべし!
3歳の次男はこのエリアは怖くて近づけず。
でもまあそれもいい経験。



20230815_IMG_8438.jpeg後藤さんの苦労話を聞くと、その価値が倍増するうんち。
きっとこのライチョウにまつわるエピソードも聞ける日が来ることでしょう!楽しみ!




さらに訳あって写真は載せられないのですが、糞土師、伊沢正名さんのコーナーも!
シェアリングネイチャーライフ11号」には載せられなかった「写真」を見られるチャンスです!



ちなみに展示されてるうんちは、本物!
こんなにたくさんのうんちを見られる機会は、二度とないかもしれません。

チャンスは9月18日(月祝)まで。
土日祝日とお盆期間(8月18日まで)は、事前予約制です。
小さな小さな展示品も多いし、情報量がものすごいので、
じっくり見たい方は午前予約を押さえるのが◯。
午後の企画展はかなり混み合うので、要注意です。


さらに企画展で配布されている、ビンゴカードが「やばい」です。
工夫された折り詰めに秘密が!
これも行った人のお楽しみ〜。


チャンスを逃さないで、ミュージアムパーク茨城県自然博物館へGO!



お知らせ


●情報誌「シェアリングネイチャーライフ」WEB版はこちらから

後藤さんのクマのうんち・うんち展へ思いが詰まった
シェアリングネイチャーライフ39号」の特集、おすすめです!
充実のクマのうんちコーナーの予習にもなります!


●読者プレゼント付きアンケートは本日【2023.8.15】まで!

情報誌「シェアリングネイチャーライフ39号」の読者プレゼント付きアンケート、
期日は本日です!お忘れなく!
https://www.naturegame.or.jp/news/info/008341.html



情報誌「シェアリングネイチャーライフ」は
スポーツ振興くじ助成金の助成を受けて
制作しています

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[クラファン挑戦中!]子どもたちに体験活動を届ける「一般社団法人ジャパンキッズ」

こんにちは、よいしょこと藤田です。

ネイチャーゲームに繋がりのある仲間たちが
家庭環境に関わらずすべての子どもたちに
「体験の場」を作ろうと活動する
一般社団法人ジャパンキッズ」さん。

現在、クラウドファンディングに挑戦中です!

blog2023-06-08.png(画像:ジャパンキッズウェブサイトトップページより)

▶ 種まきから味噌作りまで!本気の農業体験を無料で、全国の子どもたちへ届けよう

日本でのネイチャーゲームの
普及がはじまって40年近く経ちます。
この間、昔も今も、ネイチャーゲームの仲間たちは、
地域ごとに、子どもと自然がふれあう機会を作ってきました。

参加費は100円だったり、
300円だったり、
時には無料だったり。

自分たちの交通費と、
教材費などの実費だけの
安価な価格設定です。


「同じ地域に暮らす仲間である参加者と
 一緒に自然を楽しみたい」

という純粋な気持ちで成り立っています。

しかし、本来、「自然体験活動の専門家」である
自然体験の指導員は、各々専門的な学習をし、
継続的に研修にも参加し、切磋琢磨しており、
そのリスペクトとして、「対価ゼロ」とはいきません。
またプログラムへの対価も発生します。


ネイチャーゲームの仲間たち以外にも沢山の方々が
地域ごとに活動をしているものの、
こうした場は日本中には作れていないのが実情ですし
より多くの指導員に参加してもらうためには
やはり「対価」について考え、整えていく必要があります。


昨年度のジャパンキッズさんの活動は
協力指導員の自腹で成り立っていたとのこと。
そしてジャパンキッズさんの取り組む「農業体験」には、
より多くの方の協力が必要となります。



「持続可能」に、すべての子どもたちに体験の場を作る、
そのための一つの道筋が、
この「クラウドファンディング」なのだと思います。


日本中の大人が日本中の子どもたちのサポートをしていく文化を。



ジャパンキッズをぜひ応援してください!

クラファン期限まで、あと12日!(6/8時点)

▶ 種まきから味噌作りまで!本気の農業体験を無料で、全国の子どもたちへ届けよう

日本シェアリングネイチャー協会の定款の
「目的」を共に練り上げた片山誠さんの
熱いメッセージもこちらに掲載されてますので
合わせてチェック!


「シェアリングネイチャーライフvol.38冬号」編集後記の続き!

情報誌「シェアリングネイチャーライフ」編集長をしている、よいしょこと、藤田です。


情報誌最新号が発行されました!
ご覧いただけたでしょうか?

今号の特集の取材では、
「夢や理想にむけてネイチャーゲームを実践する仲間」の紹介で、
「きこりのタジー」こと、愛知県の新城(しんしろ)キッコリーズの田實健一さんの仕事場にお邪魔してきました!

その日に、田實さんたちが整備していた森には
山の中を縫うように走る細い市道の奥にある
小さな広場から、さらに手作りの道を入ったところ。

この道を拠点にしながら伐採と丸太の搬出をし、
市道でトラックに乗せて、市場へと運んでいくそうです。


その田實さんが作った道と、整備を進める森には、
たくさんの「心配り」が尽くされていて、
空間そのものが「学び」に溢れていました。


ちょっと絵に描いてみました。


20221225P01.PNG



ポイント1 道幅は2m




この手作りの道の幅は2m。
2mって両手を広げてちょっとの広さですね。
これで3mだと、田實さんがここで目指している森にならないんです。

なぜか・・・?

イメージしてみてください。
林の中に通った2mの道で、上を見上げると何が見えますか?
空だけですか?

両側に立つ木々の葉っぱが、せり出してるんです。

葉っぱがあると何が起きるかというと、
雨が直接地面をうたない、ということ。
葉っぱが受け止めた雨は優しく道に降り注いだり、
樹幹流として木々を伝って地面にたどり着く。

そうすることで「雨で土が流れるのを減らせる」のです。



ポイント2 枝打ちした枝はそのままに




林の地面には枝打ちした枝がそのままにされています。
青々とした葉っぱをつけたままの枝です。

これもポイント1と同じ理由。
あえて枝を残しておくことで、雨による土が流れるのを減らすことができます。




ポイント3 ジャストサイズの重機




丸太の搬出には重機を使います。

20221225P02.JPG
素人目には十分大きい重機のように見えましたが、これは小さい方。

重機と道のサイズは連動していて、大きな重機を入れたければ道を広げる必要があります。
この森は斜面地でもあり、道を広げるのはなかなか大変ですし、ポイント1の視点のこともあります。

大きな重機を使えればその分作業スピードは上がるのですが、
大きな重機が使えない場所だってあります。
また大きな重機になれば、動きも大きくなりますから、
「残す木」や「これから搬出する木(商品となる木)」に
重機自体はもちろん、搬出する丸太をぶつけないように
よりいっそう気をつけないといけなくなります。


ポイント4 先の先の先を見て伐る木を選ぶ



どの木を残したら山を守れるか?

木を寝かせる方向はどっちがいいか?
他の木への影響はないか、どこに寝かせられたら搬出しやすいか?

また自然は思い通りにいかないこともあるもので、
「あ、そっちに倒れちゃったか」というときには練り直し。
どうしたらスムーズに搬出できるか?
次伐る木はどれにするか?

常に考えて考えて考え尽くして、木を伐っているということがよくわかりました。


---

林業に携わっている人にはきっと当たり前のことなのだと思いますが、私には学びがたくさん。
「自然を大切にする、その視点からも木を伐ることは必要」とは理屈としては理解していましたし、そうした学びを深めている方は多いと思います。

でも現場に立てば、ただ木を伐ればいいというわけでもなく
どれを残すのか、どうしたらスムーズなのか、どうしたら木こりのみなさんの収益を高められるのか・・・

田實さんの木と向き合う姿勢に感銘をうけた一日でした。



20221225P03.jpeg手前の方が田實さんたちが間伐したエリア。奥の方の暗い森はこれから間伐するところ。間伐前後の違いがよくわかります。


●新城キッコリーズ特集〜

動画 奥三河のき山放送局
https://www.higashimikawa.jp/living/voice/detail/14/


ツアー情報 森林業を営む人になる旅
https://www.shigoto-ryokou.com/detail/759


イベント報告(みとネイチャーゲームの会)

11月6日日曜日、笠間市の北山公園にて、みとネイチャゲームの会と茨城大学の学生さん合同のお楽しみ会を行いました。参加者はお子さんから大学生、ミドル、シニア世代までの28人。日頃は交流がなく、ぎこちない雰囲気でのスタートでしたが、ネイチャゲームとバーベキューを通じて親睦を深め、世代をこえた楽しい会となりました。

はじめは水戸の会による「はじめまして」。大学生が積極的に質問して盛り上がりました。お子さんもしっかり感想を発表できました。

次は茨城大学の学生さんがリーダーになり、「動物交差点」を行いました。いつもはリーダー役のシニアチームですが、参加者役になると「これは難しい...」。大学生のリードが落ち着いていて、最後まで楽しむことができました。

お昼はお楽しみのバーベキュー。お肉がおいしかったのはもちろん、飯盒で炊いた新米も、持ち寄ったお菓子や果物も美味でした。心もおなかも大満足で会は終了。

改めて思ったのはネイチャーゲームは世代を超えてできるイベントであるということ。保育園児から大学生、ゆうゆう世代までいっしょにワイワイ楽しめる体験って、あまりない気がします。今後もこのような活動を継続してやっていきたいと思います。

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ネイチャーゲームリーダー養成講座レポート@兵庫県香美町

兵庫県香美町の豊かな自然の中にある「宙の森ホテル花郷里」にて、6月23日(水)、24日(木)の2日間で、ネイチャーゲームリーダー養成講座が開催されました!

緊急事態宣言が明けたタイミングで、フル対面型での実施。これからお仕事の中で、自然体験活動に取り組まれる熱意ある7名の方々にご参加いただきました。

詳細は「宙の森ホテル鼻郷里フェイスブックページ」から!



講師の田中誉人さん、開催いただいた宙の森ホテル花郷里」様、開催バックアップをしていただいた兵庫県シェアリングネイチャー協会の皆様、ありがとうございました&おつかれさまでした!
そして新たに自然案内人として歩み始めた新リーダーのみなさま、一緒にシェアリングネイチャーライフを楽しみましょう!

ネイチャーゲームリーダー養成講座を出前開催しています!
 ☆最少催行3名!
 ☆講座時間は14時間〜。ミニマム2日間。分散もご相談OK
 ☆講座ごとに講師が直接、事前相談にのります
 
 ▶詳細はこちらから
  https://www.naturegame.or.jp/request/delivery/


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