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2021年2月の記事一覧

イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-50〈ゆったりした時間〉(2021.2.6)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-50

〈ゆったりした時間

午前中はオンラインでの会議で全国のシェアリングネイチャーの仲間と顔を合わせる。北海道から沖縄まで 91 人の参加者が画面上にいる不思議な光景。まだしばらくはこんな形での会議が続きそうだ。

午後は、「ホンモノ」が恋しくて畑に行く。暖かな南風、鳥の声、冷たい雨水、煙の臭い、、、リアルな刺激に五感が目を覚ます。まずは小屋から太陽光パネルを出してお湯を沸かす。エネルギーは太陽光なので CO2の発生はゼロ。この時期なら 20~30 分でお湯が沸く。その間に火をおこしてサツマイモを焼く。剪定した枝なので、CO2 はプラマイゼロ。小さい芋を炭火の中に直に置くので、焼けるのも早い。

太陽光で沸かしたお湯でコーヒーを淹れ、焼きたての芋を頬張る。コーヒーの苦みと芋の甘味が口の中で混ざり合い「あ~うまいな~」と思わずポロリ。お口直しはスティックセニョール、柔らかな茎や花をムシャムシャ食べる。牛のように。

お腹が満足したところでお日様に 向かって目をつぶり《呼吸数えのメディテーション》。

4 つ数えながら息を吸い4つ息を止める、4 つ吐いて4つ息を止める。これを数回繰り返す。目をつぶって瞼に集中すると、瞼の裏が真っ赤に見える。無意識にしている呼吸を意識的に行うことで、空気の流れを感じることができる。わずか 5,6 分の短い時間だが、こんな呼吸一 つで気持ちが落ち着き、ゆったりしてくるのが分かる。 畑は自然との調和を得られる貴重な場所だ。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.6 NO152-50 ゆったりした時間.pdf

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-48〈やあ、こんにちは!〉(2021.2.4)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-48

〈やあ、こんにちは!

野山の木々が葉っぱ落としたこの時期、冬芽に守られるようにかわいい顔が寒風にさらされている。葉が落ちた跡で葉痕と呼ばれる。顔に見えるつぶつぶは水分や養分が通った道の跡、言わば血管の跡だ。このほんわかした顔を森や公園の中で見つけると、お地蔵さんに会ったようで、思わず「こんにちは、今日もいい天気ですね」などと声をかけたくなってしまう。木の種類が違えば当然顔も違うが、同じ木でも個性があって一つとして同じものはない。人の顔だって違うのだから当たり前なのだが。ウサギに見えたり、ヒツジに見えたり、おサルに見えたり。泣いた顔、笑った顔、困った顔、・・・・。見え方も千差万別、なんでもありだ。

顔だけでなく、自然の造形物を何かの形に見立てるのは人の意識、「あっ、こんな ところにヒツジの顔があった!」と思った瞬間、それはヒツジとしてそこに存在する。気づかなければ、ただの木。同じように足元のアリやダンゴムシも「そこにいる」ことに気づかなければ、存在しないも同じこと。そうやって今までにもそのものの存在に気づかずやり過ごしてきた命の数々。幸せの物差しは人それぞれに違うが、散歩道で偶然見つけた顔に見えるものや、葉っぱの裏に隠れていた小さな虫などを見つけた時、幸せ度数は跳ね上がる。同じ命あるもの同士としてシンパシーを感じるのかもしれない。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.4 NO152-48  やあ、こんにちは.pdf

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-47〈春を食す〉(2021.2.3)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-47

〈春を食す

君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ 〈光孝天皇:百人一首より〉

虹菜苔、菜の花、ブロッコリー、スティックセニョール、万葉集に歌われていた若菜とは似ても似つかない野菜たちだが、春になれば外来種だろうがF1種だろうがちゃんと花を咲かせる。

顔を出し始めた若い蕾は柔らかくて美味しい。ほろ苦い菜の花は大人の味、お腹の中がスッキリきれいになりそうだ。今シーズン初めて栽培した中国野菜の紅菜苔(右写真)はクセがなく生でもいける。そのままポキッと折って畑で食べると春の味が口いっぱいに広がる。冬野菜が少なくなるこの時期、董立ちの野菜を食べられるのは何ともありがたい。これから暖かくなるにつれグングン董が立ってくるので野菜不足の心配はしなくて済みそうだ。

ブロッコリーとスティックセニョールは茹でてポテトサラダに添えて食べる。紅菜苔と菜の花は明日の味噌汁になりそうだ。日の光、雨、土、気温、自然の恵みがあってこその春の味、『いただきます』の感謝の気持ちは自然と口から出てくる。今まさに伸びようとしている野菜のエネルギーは大地の力そのものだ。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.3 NO152-47  春を食す.pdf

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-46〈ごちそうゲットだぜ!〉(2021.2.1)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-46

〈ごちそうゲットだぜ!

田んぼの脇道を散歩していたら、ジョウビタキ(メス)が杭の上にチョコンと止まっていた。

しばらく様子を見ていると、田んぼの方に行ったり来たりしている。遠くて良く見えないのでカメラを双眼鏡代わりにして見ていると、どうやらエサ探しをしているようだ。

木の枝にとまったところを更にズームアップして見てみると、虫をくわえている映像が目に入った。急いでシャッターを切る。連写だったので、いろんな向きの顔が撮れた。

ジョウビタキやルリビタキは冬鳥でキビタキやオオルリは夏鳥、季節限定の鳥だ。あくまでも個人的見解だが、ヒタキ科の鳥は総じて歌もうまいしカワイイので、ついつい追っかけの対象になる。新緑の頃に聞くキビタキや登山中に聞くオオルリの歌声などは耳だけでなく全身の皮膚から入り込み、体中に染み渡っていく。

彼らは寒い国から、暑い国から逃れて日本に来るわけだが、いつまでも"適地"として選ばれるかは分からない。気候が合わなくなるかもしれないし環境が変わってしまうかもしれない。

ジョウビタキやキビタキが"幻の鳥"にならないよう、今自分にできることに取り組もう。ささいなことでもやらないよりやった方がいい。まずは家でもできる温暖化防止対策!ストーブを弱にする。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.1 NO152-46  ごちそうゲットだぜ!.pdf

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今日のハッピーラッキーネイチャー[2020/02/01]

2月1日の「#ハッピーラッキーネイチャー」!

新型コロナウイルスの影響を受けて新しい生活様式へのシフトが進む中、全国各地の自然を愛し野外活動に取り組む仲間たちとともに「自然を感じる」ことを提案できないかとアイデアを出しあっています。地域ごと、ご家庭ごと、関係主体ごとに状況が違うことと思います。みなさまの日々に活かせるもの、ホッとできるものを少しでも届けられていれば幸いです。

※この記事はハッシュタグを元に引用させていただいています


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  • 21年02月01日
  • 投稿者:ハッピーラッキーネイチャープロジェクトメンバー
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